新宿スワンの人気の理由を徹底解析!

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新宿スワンは和久井健さん原作のコミックです。
講談社出版の週刊ヤングマガジンにて2005年20号から2013年45号まで長期に渡り連載されていました。
新宿歌舞伎町でスカウトマンの白鳥龍彦が主人公です。
スカウトと言っても芸能人やアイドルではなく、女性の夜のお仕事です。
裏社会を生々しく表現しながらも、クールなキャラクターがたくさん登場します。
全38巻もあるコミックですが、最後まで飽きることなく読むことが出来る貴重な作品です。
新宿スワンの人気はドラマ化や映画化されたことで実証されています。
2007年に川村陽介さん主演でドラマ化、2015年には綾野剛さん主演で映画化されました。

新宿スワンの魅力

新宿スワンの魅力はいくつかありますが、話題になっているのは作中に出てくる名言が一番注目されています。
実際、名言集を主題に新宿スワンを紹介されているブログがたくさんあります。それだけ、登場するキャラクターがリアルで魅力的だと言うことです。
内容やキャラクターが魅力的なだけでなく、普段知ることが出来ないスカウトの報酬額や女性の夜のお仕事、闇金融などの裏世界で働く人たちの様々なことがリアルに描かれています。面白いだけではなく、自分の知らなかった世界を垣間見ることが出来る興味深い作品です。
主人公の白鳥龍彦は家賃を滞納したり、パチンコに負けたりする情けない人間なのですが、持ち前のガッツでスカウト界での伝説を作ってしまいます。もちろん、運が良くてトントン拍子に成功するのではなく、一歩一歩の積み重ねがあってのことです。

ライバルのスカウト会社とのもめごとや喧嘩シーンもあり、キレイ事だけの作品ではありません。
だからこそ、リアリティがあって、のめり込んでしまう作品です。

読んで損をしない漫画、おすすめの漫画として多くの人がこのコミックを紹介しているのが納得できます。
こんなに濃い内容なのに思わず時間を忘れてスラスラと読めてしまうことも、人気を集める要因になっています。
登場人物が多く人間関係がややっこしいにもっかかわらず、コミックに相関図を描いてくれていることや人物の特徴が良く出ていて同じような容姿で描かれていないこともありストレスなく読めます。
特に主人公の白鳥龍彦はすさまじい天然パーマで、バカにされて喧嘩になってしまう程です。
他にも白鳥龍彦がスカウトマンになるきっかけを作った真虎はまぶたと上唇に傷があり、とても特徴的な容姿です。
キャラクターの容姿が似ていて、見分けがつかないようなことは一切ありません。キャラクター作りが上手なことでコミックの世界が一層リアルになっています。
作画もストーリーもリアルで楽しめるコミックはなかなかありません。
作者の和久井健さんは、なんと実在したスカウト会社の元スカウトマンでした。実際に経験されたことを混じえて作品にされているのです。

だからこそ、こんなにリアルで面白い世界をコミックに描くことができたのです。

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