今読んでも面白い懐かしの漫画

本・マンガ・読物

本には絶版というものがあり、出版社が絶版を決めると書店は絶版になった本を出版社に返却しなければなりません。そのため、絶版の本は書店から一斉になくなってしまいます。漫画も絶版の対象になるので、昔は面白くても古い漫画を入手出来ないということがよくありました。そのため、希少本にプレミアをつける古本屋では、入手困難になっている漫画に対して数万円から数十万円という価格をつけて売ることがありました。
しかし、現在は少しずつですが電子書籍が普及してきたので、多少古い本でも絶版されて市場から消えることは少なくなりました。また、古い漫画から選んだいくつかのエピソードをまとめた本がコンビニで売られるということが多くなってきたり、あるいはインターネットのオンラインショップで古本が売られるようになったので、古い漫画を買いやすくなっています。
では、出版された時期は古いものの、今読んで相変わらず面白いと言える傑作漫画にはどのようなものがあるでしょうか。

漫画

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歴史あるおすすめ漫画はコレ!

SFであれば楳図かずおの「漂流教室」が挙げられるでしょう。漂流教室は1972年に週刊少年サンデーで連載が始まりました。なので、40年以上前のコミックということになり、リアルタイムで読んでいた人は現在は50歳から60歳ぐらいになっているでしょう。
内容は、突然、学校ごと未来の世界に送られてしまった小学生たちが、怪物などがいる世界でなんとか生き残ろうとするというものです。楳図かずおはホラーで有名ですが、漂流教室は怖いシーンは多いものの、SFサスペンスになります。
スポーツであれば、「ドカベン」は外せないでしょう。ドカベンも漂流教室と同じく1972年に連載が始まりました。掲載されていたのは週刊少年チャンピオンです。


ドカベン ドリームトーナメント編(別巻5) [ 水島新司 ]

ドカベンは基本的には野球をテーマにした話ですが、最初に取り上げられていたスポーツは柔道でした。なので、山田太郎も岩鬼も最初は柔道をしていたのです。その後、野球を始めるようになり、明訓高校に入って甲子園に出場し、優勝を重ねていくわけですが、相手チームのキャラクターがきちんと書かれているので、今度こそ明訓高校は負けてしまうのではないかとハラハラさせられます。

ドカベン

1980年代に連載が始まったコミックだと、たとえば、「めぞん一刻」は今読んでも面白い、懐かしの名作と言えるでしょう。一刻館というアパートで生活する奇妙な住人たちと、若い未亡人の話です。作者はうる星やつらでおなじみの高橋留美子ですが、めぞん一刻はギャグに近いストーリー展開も多いですが、どちらかと言えばシリアスで、主人公の五代と管理人さんは果たして結ばれるのかと、結末を知っている人でも読み返せばハラハラするでしょう。
「北斗の拳」も1980年代に始まったコミックで、今、40代ぐらいの人の中には中学生ぐらいでこの話を読んで影響を受けた人も少なくないでしょう。主人公以外のキャラクターのファンが多いのも北斗の拳の特徴です。


北斗の拳(全15巻セット) [ 武論尊 ]

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