「夢」は僕らのロケットエンジンDVD感想

管理人・自由日記

堀江貴文さんが推薦したことで、ちょっとしたブームにもなったDVDです。

独特の語り口調が印象的な、植松努さんは北海道の企業の専務(お父様が社長だそう)でありながら、
様々な大学などに招かれては講演をされている人物です。

タイトルにもある通り、植松努さんの会社は宇宙ロケット開発を行っています。
この開発秘話、というわけでもなく、よくある自己啓発DVDでもない、
でも「夢はかなうよ」というメッセージの込められた内容になっています。

子供に夢を抱かせることの大切さ

植松努さんは講演の中で、子供のころの悔しい思い出を泣きながら話していました。
聞いているこちらも、胸が苦しくなるような話でしたが、聞きながらふと
「自分も、子供や、子供じゃなくても夢を語った相手に対して、
その勇気をくじくような反応をしたことはなかっただろうか?」
と思わず考えさせられました。

夢中になるということ

よく若くして成功した人の中には
「学歴なんか関係ない。自分だって高卒だ。
でもベンチャー企業を起こして年商1億。
自分みたいになりたい人にはノウハウも教えます」
というような人も見かけます。
もちろんそれだって素晴らしいことだと思います。

でも、そういったいわゆる「セールストーク」を聞くと、
学歴がないことへのコンプレックスを垣間見ることがあります。
学歴がないことを馬鹿にしてきた人たちを見返してやろう、といった風な。

私の考えですが、そういった恨みつらみ、嫉妬が根っことなった場合の成功は
長続きしないような気がするのです。

なぜなら、これを成功させて人に感謝されたい、とか
誰かの役に立ちたい、というような、本来の労働理由から
かけ離れた動機に突き動かされているからです。

植松努さんはその点が、ネガティブなパワーではなく、
自分は否定されたことがあるけれど、無理なことなんてない。
子供たちには夢を語ってほしいという、前向きさを感じられました。
また、とにかく愚直に、好きだからこそやるといった姿勢。
好きでやっていたから、いつの間にかできていた、
そんな風に仕事ができるというのは、どんなに幸せなことでしょう。

今、苦しみながら、とにかくやり過ごすように仕事をしている人が大勢いると思います。
「転職先なんてない」「仕方なく働いている」
そして「自分のやりたいことなんてわからない」
そんな人にこそ、ぜひ一度見て頂きたい内容でした。

自分の夢をかなえる、そこまでのことはリアリティがなかったとしても
植松努さんの話を聞くと、今の仕事に対する向き合い方も、
少し変わるかもしれませんよ。

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