日本ユニセフとユニセフの違い

生活
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実は「ユニセフ」にも種類があるんです

日本ユニセフとユニセフ。
どんな違いがあるんかを知らないことはもちろん、
そもそも別ものだということ自体、あまり知られていないかもしれません。
この2つ、一緒に考えている人も多いですが、大きな違いがあります。

ユニセフ

日本ユニセフとは

日本ユニセフは1955年から財団法人として設立された、
東京都港区高輪を本部とする公益財団法人です。
初代日本ユニセフ協会大使であるアグネス・チャンで有名ですね。

こちらは、36の国と地域にある国内委員会
(Committee for UNICEF)のうちのひとつにあたります。

民間の団体職員と同じような立場にあり、
民間の拠出金を取りまとめて募金、支援金を出していることになります。
活動内容としては、募金やグリーディングカード販売などを行い、
その活動を通して集めたお金を発展途上国や貧困国、
飢餓に苦しむ海外の人への支援活動を行ったり、
また子どもの権利条約の締結運動や
児童買春禁止に関する支援活動を行ったりしています。

ユニセフとは

一方ユニセフは、国際連合基金とも呼ばれ、
本部はニューヨークにあります。

日本ではユニセフ東京事務所が東京都渋谷区に存在し、
ニューヨーク本部直轄事務所です。

ユニセフ親善大使、黒柳徹子さんで有名です。

日本ではユニセフの活動内容として

開発途上国や戦争、紛争、内戦などで苦しむ子どもたちの支援をしているとともに、
こちらのほうでも子どもの権利条約」の普及活動をしています。

日本ユニセフと違う大きな特徴としては、ただ支援をしても、
生活の自立をつくるようにしていかなければ、
状態は改善に向かうことがないという考えの下、
子どもだけでなく親に対する栄養知識の育成支援にも力を入れている、
という点です。

募金の使い道は?

私たちの身近なところでも、日本ユニセフやユニセフへ募金をすることが可能だが、
もし実際に寄付をすればそれぞれどのようにして使われていくのでしょうか。

まず、日本ユニセフ協会に寄付をしたとします。

そうすると、財団の経費として
約25パーセントが協会運営費として人件費、経費に充てられます。
そしてそれらを引いた残金分が国連ユニセフに届くことになっています。
一方、ユニセフ東京事務所のほうでは募金額の全額が支援金にあてられます。

そのほかの募金方法

コイン

しかしながら、
一般の方が募金に参加するときは、どちらも同じようなものがあります。

よくあるのが、
スーパーやレストランなどの店舗に設置されている募金箱にお金を入れる方法。

また団体などでキャンペーンや街頭で呼びかけているのもよく見かけます。
また珍しい参加の仕方として、
書き損じはがきを郵便局で1枚5円の手数料を払うと
新しいはがきか切手に交換してもらうことができ、
チケットショップなどで換金すれば
支援活動のひとつに参加できたことになります。

そのほか、空き缶や空き瓶、古新聞や牛乳パック、ダンボールなどを
町内会などで集めてリサイクル業者にお金に換えてもらう方法や、
フリーマーケットやチャリティーバザーを開催する等、
支援金を集める方法はさまざまです。

また、今ではクレジットカードと提携しているものもあり、
その指定のクレジットカードで購入すると、
利用代金の一部が自動的に支援金にあてられるという、
気軽にできる国際協力の方法もあります。

こうしてみてみると、
国際協力というものが身近にできるようになりましたね。

日本ユニセフとユニセフ、それぞれの違いを理解したうえで、
より自分の考えに合ったほうに募金するのが良いかもしれません。

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