福岡銀行の良さとサービス

金融・財務・経済

福岡銀行ってどんな銀行?

福岡銀行は福岡を地盤とする銀行です。
福岡にいる人なら誰もが知っている銀行だといえるでしょう。
福岡には多くの銀行がありましたが、戦時統制によって県内の銀行が統合されて設立されました。
設立したばかりの時には、地方銀行の中で最大規模を誇る銀行でした。
現在でも福岡では経済の中心的な役割を担う銀行となっています。

現在の福岡銀行は、ふくおかフィナンシャルグループの完全子会社となっています。
これは熊本ファミリー銀行との統合によって作られた持ち株会社です。
九州で最大の経済規模を持つのが福岡県であることは誰もが知っていることでしょう。
その次の経済規模を持つのが熊本県です。
この二つの地域を営業権に置くことによって、九州での規模を拡大しようという狙いがあったものと考えられます。

福岡銀行

ふくおかフィナンシャルグループが設立されたのは2006年で、このときに福岡銀行と熊本ファミリー銀行が統合しました。
両方の銀行の株式をすべて移転するという形で統合が進みます。
そして、その後に親和銀行を完全子会社化します。
この時点で、地方銀行としてのグループではトップに返り咲きました。
統合や合併ではいろいろなことが起こるものなのですが、ふくおかフィナンシャルグループが設立されるときには、割とスムーズに行われ、規模の拡大に成功しました。

福岡銀行と炭鉱産業の関係

福岡銀行が誕生した時期には、九州では炭鉱産業が発展していました。
炭鉱は日本の経済を支えた重要な産業だといえるでしょう。
炭鉱がなければ日本の経済が発展しなかったと言っても言い過ぎではありません。
炭鉱の産業が発展するとともに、金融も発展していったといえるでしょう。
しかし、多くの人が知るように、炭鉱産業は衰退していきます。

炭鉱産業の衰退とともに、銀行の業績は一時停滞せざるを得なくなりましたが、現在は規模を拡大して業績を向上させています。
福岡銀行は、福岡市を中心として営業をしていますが、現在では北九州市にも進出しています。
ライバルとなるのは西日本シティ銀行や山口フィナンシャルグループです。
これらの銀行は北九州で多くのシェアを握っていましたが、そこに攻勢をかけて営業を拡大していきます。

本店の建物は特徴的だといえるでしょう。
設計は建築家の黒川紀章にが手がけていて、建物の一部がくりぬかれたようになっています。
この部分を公共的な目的で使うことが目的とされています。

福岡銀行のグループ企業

グループ企業は金融関係の企業を多く抱えていて、一般的な銀行と同じように保証会社や債権回収会社などがあります。
ほかには不動産調査会社や、ビジネスコンサルティング会社などもありますし、証券会社も抱えています。
ふくおか証券は、福岡銀行と同じ建物に所在しています。

グループ企業があることによって、総合的な金融サービスを提供しているといえるでしょう。
地方銀行でありながら、都市銀行に匹敵する多彩なサービスを提供しているという点は、特筆すべき点ではないでしょうか。

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