貸金庫の活用術

金融・財務・経済
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貸金庫の活用術、ご存知ですか?

「貸金庫」というと、富裕層が貴金属や通帳などを保管するために借りる
というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
しかし、実際には比較的手ごろな料金から借りることができます。
そのため、金銭的な価値の高いもののほかにも、
大切に保管したいものを気軽に預けることが可能です。
預けることができるものとして、例えば、金や宝飾品をはじめ
預金通帳や契約証書、保険証書や遺言書、実印や有価証券、
アルバム、日記などがあげられます。
空き巣などの盗難に備えるとともに、
うっかりどこにしまったか忘れてしまうという
リスクにも備えることができますので、安心です。

お金

三井住友銀行の貸金庫

例えば、三井住友銀行では、利用を希望する店舗で
普通預金口座を保有していれば、貸金庫のサービスに申し込むことができます。
申し込みの際には、通帳と印鑑のほか、所定の本人確認書類が必要となりますので、
あらかじめ確認しておくとよいでしょう。

金庫の種類は店舗によりタイプが異なりますが、
自動型や半自動型、手動型のほか、簡易・セーフティーボックスなどがあります。

利用料金については、毎年4月と10月に、
口座引き落としにより半年分の料金を前払いするシステムとなっています。
具体的な料金は、金庫の内箱の大きさが7,000立方cm未満の場合、
6カ月で8,100円、10,000 ~ 15,000立方cmでは6カ月で14,580円、
20,000 ~ 25,000立方cmでは6カ月で22,680円とされています。
また、簡易貸金庫については税込15,120円、
セーフティーケースについては税込11,340円となっています。

全自動型の金庫の場合には、カードを挿入して暗証番号を入力することで、
タッチパネル操作により、カギを開けて取出しすることができます。
また、半自動型の場合には、カードを挿入して暗証番号を入力し、
カードと鍵を使って取り出しを行います。

注意事項として、災害や事変、その他不可抗力の事由・銀行の責めに帰さない事由により
生じた損害には責任を負わないこととされています。

三菱東京UFJ

三菱東京UFJの貸金庫

また、三菱東京UFJでも貸金庫のサービスを行っています。
金庫の使用料は預金口座から引き落としとなるため、
店舗の口座を所有している必要があります。
申し込みにあたっては、通帳・印鑑、所定の本人確認書類が必要となります。
出し入れについては銀行営業日に可能となっており、
取り扱い店舗により利用可能時間が異なります。
貸金庫の料金は店舗により異なっており、
本店の場合には、年間使用料が税別20,400円~となっています。

最近では、貴重品の保管場所として安全性の高い銀行に注目が集まっており、
貸金庫の使用を希望しても、希望者が多く順番待ちとなるケースも多くみられます。
そのため、利用を希望する場合には、早めに複数の金融機関に問い合わせを行うのがおすすめです。
銀行の店舗によっては取り扱いを行っていない場合もありますし、
新規に開設される支店の場合には、開設時に金庫の申し込みも集中するようです。

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