iittalaで食卓を北欧テイストに

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iittalaはフィンランド生まれのデザイン企業です。主に食器やインテリアを専門として現代的な北欧のデザインを提供しています。シンプルで機能的な美しさが特徴的です。

iittala

iittalaは1881年、ピーター・マグナス・アブラハムッソンが設立したガラス工場に始まります。1971年、製材会社のA・アームストロングに買収され、化学実験やオイルランプなどに使うボトルなどを製造していましたが、そのころ家庭用の食器などの商品も作りはじめていました。その後、吸収合併を繰り返しながらも有名デザイナーとのコラボレーションにより多くの商品を世に送り出してきました。高度な技術を持ったヌータヤルヴィ社とも合併ではガラスの高度な技を受け継ぎ、21世紀に入ってからはアラビア、ロールストランドといった陶器メーカーと組み、ガラスだけでなく、陶磁器や調理器具まで網羅する商品を輩出してきました。また、イッタラは環境にも配慮しており、ガラスを作る行程で有害な鉛を使わず精巧なガラスを作り上げています。デザインや機能性だけでなくイッタラが愛されている理由がここにもみられます。

iittala

イッタラの歴史を語る上で重要なのはロングセラーの商品です。たとえば、1932年に発表されたアイノ・アアルトグラスがあります。また、もっとも有名なもののひとつはフィンランド人建築家、アルヴァ・アアルトが1936年にデザインしたフラワーベースでiittalaフィンランドらしいシンプルでデザインセンスのあふれた食器で食卓に革命を起こしたとまで言われています。さらに頭文字が小文字の「iittala」のロゴはアールととともに有名なティモ・サルヴァネヴァによるデザインです。
イッタラの商品のラインナップは一つひとつに特徴があります。

iittala

そのなかでも人気なのがOrigoというカラフルな縞模様の入った食器です。デザイナーはアルフレッド・ハベリです。アアルトがデザインしたロングセラーの花瓶、アアルト・ベースはフィンランドの湖を丘から見下ろしたしたかたちをイメージしています。曲線の美しさもさることながら、自由なかたちなので植物をいけたときの表情も豊かに表現できます。また、イッタラは食器だけでなく調理器具もデザインしています。例えばロゴデザインを手がけたティモ・サルバネヴァがデザインした鉄製のキャセロールがあります。フォルムの美しさと機能性を兼ね備えているところがポイントです。木の持ち手は外すことができ、鉄のふたを引っ掛けて外すこともできます。このような意外性もイッタラの特徴です。ガラスの食器では、数年前に発表されたLempiというシリーズがあります。足付きのグラスでワインやビール、ソフトドリンクにもあうデザインになっています。スタッキングが可能なので、食器棚のスペースも考えられています。カラーはクリアだけでなく、全体的に色のついたもの、脚だけに色がついたものなど様々あります。


イッタラ (iittala) ティーマ (TEEMA) 26cmプレート ita14【ittala】

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