先日発売されたばかりの西原理恵子さんの新刊。
「ダーリンは71歳」購入しました。
フルカラーのマンガなので、あっという間に読了。
西原恵理子さんといえば、壮絶な人生を歩まれてきたことは著書や映画「毎日かあさん」でもうかがい知ることが出来ます。
そして現在はあの「高須クリニック」の院長、高須克弥さんのパートナー。
二人の年齢を合わせて(現在)122歳という、普通なら(?)熟年夫婦のような年齢であるお二人ですが、この本からはもっとパワフルで感動的で、とにかくお二人のありあまるパワーを感じました。
顔を合わせるとすぐケンカをする二人。
その理由も仲直りの仕方も、まるで10台のカップルのよう。
本当に些細なことでケンカと仲直りを繰り返します。
ですが、二人のお互いを思いやる、さりげない気づかいや言葉にじーんとくるんですね。
特に高須先生の、西原さんに対する優しい言葉に感動したという感想をよく見かけますが、お二人とも人生経験をつんできた人だからこそできる思いやりある行動だったり、そしてあの若々しいケンカから感じられるピュアさそのもののような、フレッシュな心だからこそ言えるような言葉だったり。
なんというか「長年生きてきた人間としての深み」と、「いつまでも若い素直な心」の両方を持っているからこそ繰り広げられているような内容なんですよね。
だからこそ、きっと幅広い人たちから支持されるお二人なのではないでしょうか。
特に高須先生のお金に対する考え方はよく注目されていますね。
CMやツイッターからはハデさを感じる高須先生ですが、本当は褒められたがりで(誰よりも西原さんに)、正義感が強くて、少年のような心を持った人だなと思いました。
そんなカレが一生懸命、世界中に様々な人を支援する理由は「お金は血液と一緒だから」。
つまり循環させ、貧血を起こしている人(貧しい国の人たちや、災害で困っている人たち)献血をするのは当然であると。
お金を溜め込むことに疑問を持っている高須先生は以前TVで「車が好きだからってガソリンばっかり入れるドライバーなんて嫌でしょ」というようなことを話されていました。
エネルギーは溜め込むといつか爆発すると。
中にはきれいごとだという意見もあるかもしれませんが、私はこの考え方が非常に分かりやすく、心にすとんと入ってきた(文字通り腑に落ちた)のを覚えています。
考え方がシンプルなんでしょうね。
なので、伝えても分かりやすい。
その分、西原さんからは何でもしゃべりすぎる、人に言っていいことと悪いことが分かっていないと注意されることもあるようですが・・・(笑)。
とにかく、ほのぼのとしたい人にも、思いっきり笑いたい人にも、そしてじーんと感動して涙を流したい人にもおすすめしたい一冊でした。
一時期は品薄になっていたようですが、現在はAmazonでも在庫が再入荷されています。
ちなみに帯には高須先生&西原さんのフィギュアの応募券がついていますので、もし中古で変われる場合もぜひ帯があるものを狙ってみてください。
コメント