デスクトップパソコンにはなくてノートパソコンにはあるもの
ノートパソコンにはハードウェアの部分でデスクトップパソコンにはないものがいくつかあります。
まず、バッテリーです。
外出先で電源のない環境で使われることを考慮した機種の場合、プラグをコンセントに差さない状態で8時間から10時間程度使えるものも珍しくありません。
会社の営業部の社員が、就業時間すべてで外出していたとしても充分電源が持つぐらいの時間です。
ただ、バッテリーは利用時間が長ければ劣化していくので、中古のノートパソコンは、新品時は8時間動かせるバッテリーであっても、1時間程度しかもたない、あるいはまったく使えなくなってしまっているということもあります。
その場合であってもパソコン自体が使えなくなるということはありません。コンセントから電気の供給を受ければ動作させることが出来ます。
また、タッチパッドもデスクトップパソコンにはないものの一つです。
ノートパソコンにタッチパッドがついているのは、外出先で使う際、マウスを利用できそうな環境でなくてもカーソルなどを動かせるようにするためです。
マウスは、テーブルなどある程度の面積がある平らな場所がないとうまく動かすことは出来ませんが、たとえば、電車の中でパソコンを使いたいという場合、特急列車やグリーン車などの特別な車両ではない限り、テーブルはないので困ったことになります。しかし、タッチパッドがあればノートパソコンの上で物理的にマウスと同じ操作ができるので、問題は解消されます。
モニターもノートパソコン独特のパーツです。
ただ、モニターの場合、デスクトップでも一体型パソコンと呼ばれるような機種にはついています。
ノートは、必ずしも付属のモニターでしか画面を見られないというわけではなく、独立モニターに出力するための端子もついています。なので、この端子を利用すれば、付属のモニターよりももっと大きな画面を利用することも可能です。
それとノートには無線LANが内蔵されているものが少なくありません。
デスクトップパソコンは基本的に、LAN端子にLANケーブル差し込んでインターネットに接続するというのが前提になっているので、無線LANを利用する場合、USB端子などに無線LANの子機をつけないといけませんが、ノートの場合は子機が内蔵されていることが多いので、なにもつけなくても無線LANの親機にログインするだけでインターネットに接続できるのです。
LANケーブルで接続したい場合は、やはり付属の端子に接続すれば大丈夫です。
家の中でだけノートパソコンを利用するという場合は、LANケーブルで接続した方が速度は速いですし、安定感もありますが、ノートを持って家の中のいろいろなところを移動することがあるという場合は、無線LANで接続した方が面倒はありません。
ただ、無線LANを利用する場合は、家の中に親機
を設置する必要があるので、ない場合は購入するか、回線業者からレンタルする必要があります。
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