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植松努さんの空想教室を読んで

植松努 空想教室 本・マンガ・読物

先月、植松努さんの本が発売されるとFacebookで見かけて、
予約注文までしていた「空想教室」を読みました。

植松努さんは北海道でロケットを造っている方です。
初めてこの方を知ったのは、Facebookでシェアされたある動画。
youtubeで公開されていますし、
とても感動的な講演動画なので知っている人も多いかもしれないですね。

「思うは招く」ということをお題にお話しています。
私は感動して何度もこの動画を見ました。
こんな風に前向きに、
夢の大切さや失敗を恐れる必要の無さを伝えてくれる大人がいるのだと感動しました。

自分に子供がいたら絶対伝えたい内容

そんな植松努さんの「空想教室」ですが、
動画の講演内容を一冊の本にまとめたものです。

とは言え、ただ全く同じ内容が書かれているのではなくて
もっと詳しく、講演では語られていない内容も含まれています。

とても読みやすい文章で、可愛い挿絵もあり
小学高学年、中学生でも読める、理解できる内容ではないかと思います。
きっと購入した方の中には親子で読んだという方も多いはず。
夢や進路の迷いの解決に繋がるかもしれません。

植松努 空想教室

もちろん、大人が読んでも為になる内容で、感動できる、共感できる内容です。

私は夫婦で自営で生活しているのですが
勇気をもらうことができました。

私は大学は出ておらず、勉強も子供の頃から全くダメで、
仕事も派遣社員で先行きが不安な時期がありました。

学歴やスキルがなければ就職できない。
何かできることを見つけなければ・・・と20代前半の頃にとても悩みました。

でも、子供の頃から好きなことには熱中できる、
好きだから努力と感じることなく熱中しているから自然と身についていく
ということがありました。それは音楽や美術です。
そこだけは成績は文句なしでした。

好きなこと、興味があることであれば出来るようになるかもしれない。
そんな思いで、20代前半の頃、ある教室へ通い勉強することにしました。
無事に勉強期間を終え、結果的に今の仕事に結びついています。

今の自営が決して楽なわけではないですし、
まだまだ出来ることを増やしていかなければいけないですが、楽しいですし
どこかに就職する、ということ以外に自分で仕事ができるようになった事で
少し自信もつきました。

「空想教室」に書かれていたのですが
植松さんも子供の頃は勉強は嫌いだったそうです。
でも、ペーパークラフトや、飛行機のことなど好きなことにはとても熱中していたそうです。

ロケットを造ることが夢だと子供の頃に学校で先生に言うと、
「東大にいかないと~、頭が良くないとダメだから無理だ」と
否定されたそうです。

ところが、大学に入ると
子供の頃から勉強していた大好きな内容が授業やテストで問題として出されていて
テストは満点だったそうです。

その後、就職して飛行機などを造り、今では自社工場でロケットを造っているのです。
周りになんと言われようと、夢に向かっていったのです。

社内でロケットを造るようになるまでの話しも「空想教室」には書かれていますが
ロケットを造るようになるまで2億円もの借金を背負ったり、
大変な出来事もあったようです。

夢を追いかけて行き着いた先で、思わぬことが起こるかもしれないし
想像していたものと違うこともあるかもしれないです。
でも、その時に「だったらこうしてみたら」と考えることの大切さを教えてくれます。

「どうせ無理」を無くしたいと植松さんはおっしゃっていますが、
「どうせ無理」という言葉は可能性をなくしてしまう怖い言葉です。
この言葉を使わなくなれば可能性はすごく広がるものだと私も思います。

「空想教室」は感動できる、忘れかけていた夢を思い出させてくれる一冊でした。

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