高まる金の需要
金に投資をしたいという需要は高まってきています。
その理由は安全資産として認識されているからです。
「金貨」という言葉があることからもわかるように、金はもともと通貨として用いられていて、現在でも多くの人が価値のあるものとして認めています。
金に対する需要はもともとあったのですが、
それが特に高まったのはリーマンショックの後です。
それまでは株式や債券などの証券は利益を生み出す資産として多くの人が投資を行っていたのですが、リーマンショックによって金融危機が起こると、株式や債券などの中には無価値になるものも現れました。
投資したいという人は、どこに投資をしようか考えます。
株なのか、外貨なのか、仮想通貨なのか金なのか。
リーマンショックや、中国バブル崩壊、
アベノミクスで一時的に株価が上がっても今後の不安点もあります。
TPPでの影響はどうなるのか。
そう考えると、現在ある株や外貨は今後の価値がどうなるか
不安と考える人も少なくありません。
株やお金は元々価値が無いものに価値をつけていますから、
暴落する不安点はあるはずです。
そのため、実物資産が人気を集めたのです。
リーマンショックの頃から金の価格は上昇し、
金投資が脚光を浴びてきたと言えるでしょう。
金投資=”金を保有する”ということ
金投資は難しものではなくて、地金などの形で金を保有すれば良いだけです。
三菱マテリアルのゴールドショップにいけば、
金地金も購入できますし、世界の金貨も購入することが可能で、
売却もできます。
金を売買する際には、免許証などの本人確認書類が必要です。
人気の金地金サイズ
ゴールドショップのスタッフさんに聞いたところによると、
金地金の100gが一番人気だそうです。
2015年10月25日時点で100gは498,900円です。
約50万円ですね。
金地金を購入する際にはバーチャージ料という手数料もかかります。
金地金は5g・10g.20g.100g.500g・1Kgと種類がありますが、
500gと1kgにはバーチャージ量は発生しません。
バーチャージ料が発生しないことを考えると、500gか1kgが人気になりそうですが
それでも100gが人気であるにはある理由があります。
金を売却するときにかかる税金
金を売った場合、手元に残る金額によって税金が発生します。
もちろん高額であればあるほどかかりますから、
そのことを考えると、小分けで持っておいて少しずつ売る方が得だということになります。
また、自宅に保管すると盗難のリスクなどが生じますし、
地金そのものに重量がありますから不便な点もあります。
多くの場合には取引業者に保管してもらいます。
金投資の基本は金を保有することですから、実はこれだけで良いのです。
ただ、いつ買っていつ売るのかが難しいと感じる人も多いようです。
長期保有を前提としているのなら、買うタイミグは難しいですが、例えば純金積立を利用するのは良い方法です。
純金積立とは
純金積立とは、毎月一定金額ずつ地金に投資をしていく方法を指します。
例えば1万円なら1万円分ずつ地金を購入していくわけです。
一定数量ではなくて、一定金額というところが大事です。
金価格は常に変動していますが、毎月1万円ずつ購入していれば、金価格が高い時にはあまり買うことができず、金価格が安い時に多く買うことができます。
トータルで見れば、安い時に多く買うということから、取得の平均単価を下げるのに役立つと考えられるのです。
この手法はドルコスト平均法という手法で、
投資の世界ではすでに確立された手法だと言えるでしょう。
相場の先行きが不透明な時こそドルコスト平均法が良いと言われることが多いです。
実際、長期的に投資をしようと考えているのであれば、ドルコスト平均法は非常に効果的な方法だと言えるでしょう。
純金積立をすれば、ドルコスト平均法が自動的にできるというメリットがあります。
純金積立を始める前に
純金積立にしても地金の購入にしても、
その後の管理をどうするのかをきちんと考えておかなければなりません。
取り引会社にまかせるのが一般的ですが、
きちんと管理してくれるのかどうか確認しておいたほうがよいでしょう。
取引会社が破綻した場合にどのように扱われるのかを把握しておくべきです。
管理状態がわからないのというのなら、
とりあえずは破綻のリスクが小さい大手企業を選ぶと良いです。
例えば東京証券取引所に上場している企業の一つとして三菱マテリアルがあります。
一部上場市場ですから、安心できるでしょう。
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