グーグルAI「ジェミニ」Geminiは、これまでのBardと何が違うのか

Gemini AI
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えぇ、こんな理由だったの・・?

グーグルのAIは2023年4月にBardとして登場しました。
バージョンアップを繰り返していましたが、2023年2月にグーグルの対話型AIはジェミニ(Gemini)と呼ばれるようになりました。

何が違うのかGmeni本人に聞いてみましたが、何と

「Bard」という名前がすでに商標登録されていたことが判明しました。
そのため、Googleは名前を「Gemini」に変更することを決定しました。
「Gemini」という名前は、2つの異なるAIモデルを組み合わせた新しいサービスであることを反映しています。
これらのモデルは、それぞれ異なる長所と短所を持っていますが、互いに補完し合うように設計されています。

LaMDA は、事実に関するトピックの要約を提供したり、さまざまな種類のクリエイティブ コンテンツを作成したりするなど、有益で包括的なテキストを生成することに重点を置いています。
PaLM は、詩、コード、台本、音楽作品、電子メール、手紙などのクリエイティブなテキスト形式を生成することに重点を置いています。
「Gemini」という名前は、これらの2つのモデルが協力して、ユーザーに可能な限り最高のエクスペリエンスを提供することを象徴しています。

以下に、名前変更の詳細を示します。
旧名称: Bard
新名称: Gemini
変更理由: 商標登録の問題
変更日: 2024年2月8日
新サービスの特徴: 2つの異なるAIモデルを組み合わせた

そんな理由?!

勝手に大幅な進化でこれまでのBardと大きく違うのかと思ったのですが、要は名前が変わっただけのようです。
とはいえ、日々進化をしていくので今後が楽しみです。

ChatGPTを使い続けてきた私がGeminiを使った感想

ChatGPTは2022年11月月から登場しましたが、当初から使い続けている私の主な使用方法は

  • プログラミングコードの修正
  • コーディングの提案
  • 言語翻訳

ChatGPTの登場により、プログラミング関連は非常に効率よく作業することができるようになり、重宝しています。
今まで組めなかったコーディングがスムーズにできるようになったり、うまく動作しないエラーを修正したり、更には私が書けないプログラミング言語に関してもある程度使用することができるようになりました。

言語の翻訳については元々はGoogle翻訳を使用していましたが、あいまいな表現の場合、不自然な言葉になったり文字数制限が少なかったり不便なところが多く、ChatGPTの場合はかなり自然で多くの文字数を一気に翻訳することができ重宝しています。

グーグルのGeminiは言語に強いとのことですが、今のところChatGPTに比べると弱いと感じています。

というのも、「 Geminiはbardと何が違うのですか?」と質問したところ、回答がこれ

吟遊詩人と私はどちらも Google AI によって作成された大規模な言語モデル (LLM) です。 ・・・・うんたらかんたら

そうじゃなくて・・・

名前がいきなり変わったから大きく変化したものだと思って質問したのですが、何か求めているものとは違う回答。
質問が簡素過ぎたのも悪いですが意味をもっとくみ取ってほしい。Gemini、あなた自身のことなんだから・・。

このような質問の回答もそうですが、言語を自然に翻訳する際、意味をきちんと汲み取ってもらうことが大切です。
それが、質問の段階でこんな感じなので、個人的には「何だかなー」という感じでした。

グーグルGeminiは取り扱う言語が100以上であったとしても・・・と感じるのです。

GeminiとChatGPTどちらが使いやすいか

使用用途によりますが、Geminiはグーグル検索時のTOPに質問内容の答えをある程度生成してくれるという面では便利かと思います。
※ただし、これだとサイトやブログを運営している人からしたら「訪問数が減るじゃないか!」と思っている人もいるのでは?と思いますが。

検索時ではなく、アプリ画面で対話をして問題を解決するのはChatGPTの方が使い勝手が良いです。
画像のようにページの左側に過去の質問をまとめてくれているので振り返りやすいです。
CatGPT4

Geminiの場合、過去の質問はわざわざ別ページで確認する必要があるのでひと手間かかります。

初心者向けはGemini

このように個人的には1年以上GPTを使っていることもありChatGPTの方が使用しやすいのですが、どのバージョンを使うのか、ChatGPT4を使う場合はOPEN AIで有料登録する必要があるため初めて対話型AIを使う方にとってはGeminiの方がしやすいのではないかと思います。

簡単な対話や調べものであれば無料のGeminiで十分かなと。

もちろんGeminiでもAPIを使用して何かを作ることはできますので細かい違いは、こちらのブログで紹介されていたので掲載しておきます。
【Gemini Pro API】使い方や料金体系、GPT-4Vと比較してみた結果も解説

GeminiとChatGPTどっちを使うべきか/有料版の料金

GeminiもChatGPTも無料版と有料版があります。
どちらも有料版の方が回答が優秀ではあるのでビジネスのサポートとして使用するなど本格的な使用であれば有料版をおすすめします。

Gemini Advanced ChatGPT4
月額2900円 月額20ドル

※Gemini Advancedは2ヶ月間の無料トライアルを行っています。
(2024年2月11日現在)

ChatGPT4はドル請求なので為替変動によって日本円での請求額が変わります。

個人的には現時点ではChatGPT推しですが、対話型AIは日々進化するものなので、もしかしたら途中でGeminiに寝返るかもしれません。
なんといってもGoogleの対話型AIなので今後Youtube動画制作の手助けやリアルタイムの情報を基に提案するなど期待できそうな要素はたくさんあります。

現在でもYoutube動画を自動で翻訳することはできますが、かなりあやふやで通常の会話を翻訳するのには手直しがまだまだ必要なレベルです。
そういった部分をGeminiがより正確に対応できるようになるとすれば・・・

例えば指定したYoutube動画の文字起こしや、タイムラインに合わせて字幕ファイルを生成できるとしたら?はたまた音声で読み上げるファイルを生成できたとしたら?YouTubeを運営している人にとってはものすごい手助けになるはずです。

そういう機能面を期待しているのですが、今後もGeminiの進化に期待して、ここぞという時は本格的に使用したいです。

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