まずソファーを選ぶときは、設置したときに部屋とバランスが取れるか確認します。そのために事前に部屋の正確なサイズを測って、ドアの開閉や人の移動を妨げないものを選びます。
3人掛けは3人までしか座れないという意味ではありません。総幅を基準とした目安なので、ゆったりできるかの基準は内幅で分かります。3人掛けならば1つの座面の幅が800mm以上あると十分くつろげます。よくあるミスが、搬入のことを見落とすことです。搬入経路を確保しないと、実際に設置することができません。
設置するスペースだけでなく、家全体の曲がり角や廊下を知る必要があります。
次にレイアウトに応じて選びます。最もシンプルなのが直列型レイアウトです。
座る人の距離が近くなるので、プライベートリビングに適しています。
対面型レイアウトはお互いが顔を見ながら会話をします。緊張感があり応接向きといえます。
一人掛けやスツールを組み合わせると、自由に形を変えられます。L字型レイアウトは、対面型より距離感がなくなり、会話がしやすいです。
カウチタイプのソファーを組み合わせて、リラックスできる環境を作ります。
そしてソファー表面に使われている張り地を選びます。張り地は直接肌に触れる部分で、それぞれ特徴が異なるので、自分の好みやライフスタイルに合ったものが良いです。
まず本革です。牛の革で作られることが多く、適切な手入れで長持ちします。ホコリやダニが付きにくいので、アレルギーやアトピーを持っている人に最適です。ジメジメとした梅雨時期でも、吸湿性と通気性に優れた本革なら快適に過ごせます。長く使い続けると、独特な風合いが生まれて愛着を持ちやすいです。一方で、メンテナンスには専用の道具が必要で、面倒な作業を定期的に行わなければなりません。メンテナンスにも費用がかかりますが、元々本革は他の生地と比べると高額です。冬場は本革がひんやりとして、冷え込みの強い朝に座ることに抵抗を感じます。次に合成皮革は本革に似せて作られた人工的な素材です。本革より安く購入でき、カラーバリエーションが豊富です。部屋のインテリアに合わせてコーディネートできます。また水に強く、汚れても洗剤で拭き取るだけなので、メンテナンスが簡単です。しかし耐久性に欠けるため、長く使うと次第に劣化が目立ちます。通気性が悪いので、夏場に座ると蒸れて不快にさせます。
そしてファブリックは女性に人気がある素材です。見た目が可愛らしく、張り地の中で最もカラーバリエーションが多く、部屋をおしゃれにまとめます。肌触りが良くて冬の朝でも冷え切っていません。カバーリングソファーでは、模様替えをするときに張り地を新しく入れ替えることが可能です。ただし汚れても洗濯できますが、汚れが目立つ傾向があります。さらに、ソファーの販売店で実際に座ったり寝転んだりして、座り心地を確かめます。様々な姿勢でくつろぐことで、どれほど快適かをチェックします。
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