出雲大社周辺のおすすめスポット

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出雲大社周辺のおすすめスポットには、阿国寺や日御碕神社、須佐神社、荒神谷遺跡、立久恵峡、稲佐浜、旧大社駅など数多くあります。

出雲大社

稲佐浜は、古事記の記述では伊那佐の小濱と呼ばれ、大国主命と建御雷神の国譲り神話の舞台とされ、国譲りの協議を行ったとされる屏風岩が稲佐浜に残っています。又、稲佐浜には、弁財天や豊玉毘古命を祀る弁天島や建御名方神と建御雷神が力比べの際に投げ合った岩が積み重なったといわれるつぶて岩なども残っており、人気の観光スポットの一つです。
山陰の耶馬渓とも呼ばれる景勝地である立久恵峡は、神戸川に聳え立つ高さ100m〜200mの奇岩が国の名勝天然記念物や県立自然公園に指定されており、渓谷沿いに展望台や遊歩道が整備されている人気の観光スポットです。
特に、立久恵山霊光寺周辺の岩盤に彫られた五百羅漢像が有名です。
荒神谷遺跡は、神庭荒神谷遺跡とも呼ばれ、出雲ロマン街道の建設に伴う1983年の遺跡調査以降、1984年〜1985年の発掘調査で銅剣358本と銅鐸6個、銅矛16本が出土し、国の重要文化財に指定され島根県立古代出雲歴史博物館などに展示されており、一見の価値があります。
遺跡自体は、荒神谷史跡公園として整備されています。
又、加茂岩倉遺跡で発掘された39個の銅鐸には、荒神谷遺跡の銅鐸と同様の印のある銅鐸があり、二つの遺跡の関連性に注目されています。

日御碕神社は、紀元前536年に欠史八代の一人に数えられる安寧天皇の勅命により神の宮、紀元948年に村上天皇の勅命により日本の夜を守る為に日沈の宮が建立され、総称して日御碕大神宮と呼ばれています。
江戸時代には、徳川三代将軍家光により権現造りの社殿が再建され、国の重要文化財にも指定され、現在では出雲大社の祖神として崇拝されています。
日御埼神社の北の日御碕の突端には、世界灯台100選や日本の灯台50選に選ばれている日本一の灯塔の高さを誇る石造第一等灯台があります。
又、日御碕神社の西側の日本海には、神職以外の上陸は禁じられ日沈の宮があったとされる経島があり、毎年11月より約5000羽のウミネコが飛来し産卵する事から、現在では経島ウミネコ繁殖地として国の天然記念物に指定され、日御碕遊歩道の展望所鳥見台から見学出来ます。

出雲大社

阿国寺は、出雲大社から西に向かい北へ入った所にある寺院であり、出雲阿国の墓所や連歌庵がある事で知られる寺院です。
出雲阿国は、安土桃山時代に出雲大社の巫女として出雲大社勧進の為に諸国を巡回し、ややこ踊りを基にかぶき踊りを創作し名古屋山三郎の妻として共に歌舞伎の祖とされています。
一世を風靡した出雲阿国の晩年は、連歌庵で尼僧として読経と連歌に興じて静かに余生を過ごしたと言われています。
名古屋山三郎は、織田信長の小姓で知られる森蘭丸の森氏や藤原秀郷を祖とする近江蒲生氏の家臣であり、類稀な美貌の武将や豊臣秀頼の父とする逸話が数多く残されている武将です。

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