知られざるダイエーの魅力とは

ショッピング

ダイエーは最近買収され。将来的には社名がなくなることが決定しました。
しかし昔はダイエー帝国と内部では言われたこともあるぐらい繁栄した時期もありました。

もともとダイエーで利用されていたロゴをご存知でしょうか。
オレンジ色の丸に一部かけた部分があり、満月に近い丸です。
これは、より丸に近づくために努力しようという社内目標と私たちにはまだまだ足りないものがあるということを自覚しようという戒めの意味も含まれてこのロゴが決まったと言われています。

ダイエー

この会社は野心的で様々な事業を立ち上げて大企業になりましたが本来は日本で始めて薄利多売によって儲けた企業です。
また当時は定価での販売が一般的でしたが、たくさん物を仕入れる代わりに定価の値段を他社と比べて下げる方法を編み出した先駆者的な会社です。
あるメーカーではその方法に反発してダイエーに商品を納めないという反感を買った時期もありましたが、この会社の販売力に負けて取り引きを再開しています。
ダイエーは子会社としてコンビニエンストストアも経営していました。
小売業の知識を利用して24時間営業をすると儲かると判断した経営者が設立したものです。
今では他の会社に売却されていますが、現在でも社名を残して営業しています。
一時は日本での店舗数シェア1番を獲得するなど大変魅力ある企業でした。
これは薄利多売で仕入れたものを24時間営業というサービスを付加することで他社は閉店しているため、その時間であればものを高く売ることができるという戦略です。

また、先代までは経営がおおむね右肩上がりでしたが、その後時代の流れなどにより徐々に衰退していきました。
しかし、この会社のが考案した薄利多売の方式や経営方針は今でも様々な会社にとって良いお手本となっています。
また、それを利用して大きく成長した企業もあります。
小売業として球団を長い間持っていました。そのため店舗では応援歌が放送され、買い物をするにも調子の良い音楽でついつい買いすぎてしまいます。販売の仕方は大変上手で他の店にはない魅力がありました。
まだ今現在はダイエーはありますが、どうしても客足が遠のく平日を利用させるために様々な取り組みを行っています。
客寄せのために木曜日には独特の音楽を流して特売日を設定していたり、応援球団が優勝したりするとびっくりするような価格で物を販売しています。

ダイエーが日本で最初に始めたサービスも多く、今では当たり前のように他店舗でも利用している経営手法の中にはこの会社を参考にしたものも多くあります。
例えば、今でこそイオンやイトーヨーカドーなどが有名な「ショッピングセンター」や「総合スーパー」という概念は、日本においてはダイエーからきています。

このことを知ると現在ではほとんど知らない方も多いかもしれませんが、この会社がどれほど魅力ある会社であったか理解することができるのではないでしょうか。
社名はなくなってしまいますが、創業者の偉業は経営理念としてどこかで生きつづけて欲しいものです。


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