郵便局に関する雑学

金融・財務・経済

“郵便局のキャッシュカードを利用している方は多いと思います。最近はICカードを利用したものが多く流通しています。また、IC対応機の設置場所も増えており、よほど田舎にいかない限り磁気ストライプを利用することはありません。しかし、磁気ストライプはまだカードついていることをご存知でしょうか。磁気ストライプは偽造しやすく、ICカードよりも悪用される可能性が高くあります。
実はこの磁気ストライプ機能を郵便局のATMで停止することができます。まず利用限度額の変更を行います。ATMでは減額しか行えませんが、窓口であれば増額も行うことができます。限度額変更は、ICカードの上限よりも磁気カードの限度額を低くする必要があります。そこで磁気ストライプの限度額を0万円にすることで、IC対応機のみでの取引となります。

郵便局

郵便局のキャッシュカードでデビッドカード決済を行わない方であれば全く問題がありません。また、通帳も磁気ストライプの限度額が反映されますから、通帳での機械を利用した引き出しもできなくなります。その分自宅に置いてある通帳の安全性が増すのではないでしょうか。通帳と印鑑での引き出しはできますが、照合口座に変更することで引き出しの際に印鑑、通帳、暗証番号の窓口確認が求められるようになります。三重の安全性が利用できるためさらに安全にお金を管理できます。

次に郵便局では、1000万円までの上限がありそれ以上を預けることができないと誤解されている方が多くいますがそれば間違いです。昔は1000万円を超えると電話連絡があり、減らすように催促されることもあったようです。
国の方針でも上限額を増やす方向に向いていますが、預金保険機構の補償額が1000万円とその利息であるため、そう誤解されている方もおられます。田舎の方では郵便局が主要な金融機関です。1
000万円以上持たれている方も多くおられると思います。そこで振替口座をうまく利用する方法があります。
最初にお断りをすると利息はつきません。その代わり全額保証されます。本来は商売をされている方が利用する口座ですが一般の方でも持つことができます。
今現在利用していない普通口座を持っている方はそのまま利用できます。また、新たに口座を作る方法もあります。
そこで窓口で普通預金額の限度額を0にしたいと申し出でください。すると普通預金限度額を上回った場合には自動的に振替口座として管理されます。

郵便局

ここで重要なことは、普段使わない口座を振替口座としないともしもの時に、自分名義の口座残高が合算されてしまい普通預金に入っていた額の合計が1000万円を超えると補償対象から外れます。
また事業用口座としての意味合いが強い口座でもあるため、昔日本の郵便局でもあった預金封鎖などの異常な経済状況でも対象口座から外される可能性があります。お金のある方で興味のある方は検討して良いのではないでしょうか。


郵便局へ行こう! [ 今村公一 ]

コメント