映画館で気を付けたいマナー

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映画館とは大人から子供まで実に様々な客層が同じ空間に集い、巨大なスクリーンに巻き起こるストーリーを体感する掛け替えの無いエンターテインメントです。自宅のテレビやパソコン、そしてスマホ画面からは決して得られることのない大きな感動、そして迫真の映像体験をもたらしてくれることでしょう。

しかし、映画館は決して自宅のリビングではありません。そこは多くの他人どうしが同じ空気を共有する場所ですので、公共の場ということが言えるでしょう。電車や駅構内、道路、商業施設など多くの公共の場と同じく、映画館でもまた公共であるがゆえに守らねばならないマナーがあります。

映画館

まず鑑賞中のマナーとして守りたいのは、他のお客さんが映画に集中していることへの妨げとなるような行為です。たとえば上映中にお喋りをしたり、頻繁に物音を立てるといったノイズとなる行為は慎まなければなりません。劇場内のお店で購入したメニューであっても上映中はできるだけ音を立てずに食べるのがエチケットと言えるでしょう。また、上映前であっても、これから本編を観る他のお客さんの楽しみを奪うような会話を大声でするのは控えましょう。特に同じ映画を何度も鑑賞している人が得意げになってストーリーや見どころを喋ってしまう場合もありますので注意が必要です。

また、最近よくトラブルの原因となっているのがスマートフォンです。上映中は基本的に電源を切っておくのが最低限のルール。しかし近年、一時もスマートフォンを手放すことのできない人も多くなっており、通話しているわけではないからいいだろうと使用したところその僅かな明かりが他の観客の妨げになって注意されるという場面も少なくありません。集中したり感動している他のお客さんにとっては少しの妨げでさえも怒りの対象となり得ることをきちんと理解しておかねばなりません。また映画の静かなシーンではバイブ機能さえも大きく鳴り響いてしまうケースも少なくありません。要らぬトラブルを避けるためにも電源は必ず切っておくに越したことはないでしょう。

映画館

他にも注意すべきマナーとしては、座席指定の場合に誰も来ないだろうと勝手に判断して別の座席に映ってしまうことがあります。一般的に映画のチケットは本編が始まるギリギリまで販売していますし、また事前にチケットを購入していてたまたま遅れて入場してくるお客さんもいますので、そういった場合に自分の席に誰かが座っているとトラブルになりかねません。さらに上映中に次々と座席を変わったり、あるいはトイレに立つ際などにも周囲に気遣いなく座席をバタンと鳴らしながら移動するなどの行為も控えた方がよいでしょう。

そういったこと意外にも、自分の何気ない行為が他人の気持ちを害してしまっているケースもあります。前の座席を蹴ったり、ましてや前の座席に足を乗せるなどという行為は控えなければなりません。以上のような点に気をつけつつ、マナーを守ってお互いに心ゆくまで映画の世界を楽しみたいものです。


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