資生堂の歴史と歩み

資生堂 美容

資生堂とは

資生堂

株式会社資生堂は、化粧品の製造や販売を主な事業とする日本の大企業です。
化粧品の部門では国内シェアNO1を誇る実績を持つ、カネボウやアルビオンと並んで世界的にも有名な化粧品メーカーといえます。
シンボルマークは花椿で実際の製品や関連活動にも、椿の名称がよく用いられています。

資生堂の理念

新しく深みのある価値を発見し、美しい生活文化を創造する、というのが企業理念です。
この企業理念に基づき化粧品事業をはじめ、現在ではヘルスケア事業やトイレタリー事業など幅広い事業展開をしています。資生堂の歴史は古くまで遡り、1872年に国内初の洋風調剤薬局として創業をしたのが始まりです。

資生堂の歴史

1916年に現在の本社ともいえる銀座の中心地に、化粧品部を開店しています。
この三階建てのビルには一階に店舗をかまえ、商品の品質や安全性を担い製品の開発をする試験室も併設されました。
この薬局から本格的な化粧品事業へと躍進していくことになります。
1917年には日本人により制作された国内初の本格香水の販売を開始します。
また1928年には同じく銀座に資生堂アイスクリームパーラーを開店し、一躍人々の話題の中心となりました。
その後1947年には株式の上場を果たし、東洋一の規模を誇る美容室の開店など新たな時代における改革がスタートしました。

資生堂

資生堂の海外進出

1957年には台湾を皮切りに海外での化粧品の販売がスタートし、本格的なグローバル化を目指しマーケットを拡大しています。1972年には創業100年を記念して男性用化粧品の発売がされました。
1977年にはフランスの新進デザイナーによるファッションショーも開催し、ファッションを通じて社会への新しい価値観を提案してきました。
1989年には新たな企業理念が制定され、会社の進むべき方向性を定義してきました。
この頃からライフスタイルの中に、美と健康を兼ね備えた多彩なビジネスを展開しています。
1991年には資生堂として初のエステブランドを開発し、エステ業界にも参入しています。
また1993年には医療用医薬品の分野にも参入し、更なる企業の拡大へと乗り出しています。
2000年には環境規格であるISOの認証を取得し、より安全で高品質な製品の開発に力を入れてきました。

もちろんスキンケアだけでなく、メイクアップアイテムも充実のラインナップです。
ファンデーションやコンシーラーなどベースメイクアイテムも人気ですし、アイシャドウなどのカラーバリエーションもため息の出るような美しさで定評を得ています。

資生堂

2005年には新たなコーポレートメッセージである「一瞬も一生も美しく」をテーマに、美しい生活文化の創造を追求する社会的な活動を継続しています。
また2010年から老朽化に伴い建て替えを余儀なくされていた銀座の本社ビルも、2013年には建築が完成し新たに生まれ変わりました。
2012年には公式WEBサイトの一部を「ワタシプラス」と名称変更し、自社製品のオンライン販売を開始しました。
また同年には創業140周年を記念して「未来椿プロジェクト」の活動もスタートしています。
現在では時代を反映したインターネットを利用した、新しいビジネススタイルの確立をするなど資生堂は日々躍進し成長し続ける日本の代表的な企業の1つです。

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