大切にしていた本皮(シープスキン)のレザーライダースに、なんとカビが生えてしまいました。
どうやら、換気をしっかりしようとクローゼットの扉を開け放ち、なおかつ窓も開けていたのですが、吹き込む風が海風なので逆に皮には湿度と塩分がよくなかったようで(涙)。
レザー用のカビ取りクリーナーでもケアしてみたのですが、やっぱり次から次へとカビが生えてしまうんですよね。
いろいろ調べていくと
「表面のカビを取っても根は残っている」
「表面と裏地の間にカビがぎっしり」
などなど、怖い意見が出てくる出てくる!
とはいえ、クリーニングもレザー専門のお店に出すとすると、送料もかかるしクリーニング代もばかになりません。
自宅の洗濯機で洗える、専用の洗剤を見つけたので、アマゾンで購入してみました。
これです。
クリーナーだけでなく、仕上げの柔軟剤もセットされた、レザーでも「ウェア」専用のケア用品になります。
ちょっとお高いですが、クリーニングに出すよりは格安。
しかも2回くらいは使えるようなので、さっそくためしてみました。
1.軽く汚れは拭き取っておく
連日のようにカビ鳥をしていたので、表面に目立つ汚れはありませんでした。
が、通常であればブラシなどで軽くホコリをはらったりしておいてください。
2.色落ちしないかチェック
洗剤を水で薄めたものを布に含まし、目立たないところで色落ちしないかチェックします。
幸い手持ちのライダースは色落ちしなかったので、そのまま使いました。
3.汚れがひどい場合は手洗いを
汚れがひどい場合は、いきなり洗濯機で洗わずにブラシなどを使いながら手洗いしておきます。
そこまでひどい汚れはなかったので、私はいきなり洗濯機で洗いました。
4.ネットに入れて洗濯機で洗う
汚れた面が表面になるようにキレイに折りたたんで洗濯ネットへ。
大き目のネットが良いです。
また、ファスナー類は必ず閉めておきましょう。
5.説明書どおりの分量の洗剤で洗う
洗濯層の大きさに合わせて、洗剤の量が記載されています。
洗剤、水の量、洗い、脱水の時間を確認し、洗濯機のスイッチをON!
5.柔軟剤で仕上げます
その後、もう一本のボトルの柔軟剤を使って仕上げます。
こちらも量や時間は洗濯機によって変わりますので、説明書を確認ください。
6.陰干しします
完了したら、やっと干すのですが直射日光はもちろんNG。
日陰干しです。
しかも、ハンガーにつるすと伸びるという話もありますが、私はハンガーに要らないバスタオルを巻きつけて、肩のように厚みを出したものにかけて干しました。
(ようするに型崩れしないような状態をキープして干せばOKです)
乾くのに3日ほどかかりました。
7.乾いたらクリームなどでケア
この柔軟剤に栄養分が含まれているため、説明書には干して完成までしか記載されていませんでしたが、表面が若干かさ付いてツヤがなくなっていたので、乾いた後に専用のクリームでケアしました。
これでより柔らかくツヤのある仕上がりに。
実際に洗ってみて感じたこと
見た目にマダラになるような色落ちの仕方はしませんが、レザーは洗うと色が落ちるので、洗う場合は単体が鉄則です。
すごい色の水が滴り落ちるので、洗濯機、干す場所周辺は、とにかく色移りしないよう準備しておいてください。
洗うと縮むという話も聞いたことがありますが、それは全く感じませんでした。
専用のクリーナーを使ったこと、柔軟剤も併用したこと、日光に当てず陰干ししたこと等が良かったのかもしれません。
そして、なにより「想像より簡単に、レザー(本革)は洗濯機で洗える」ということにびっくりしました。
洗い上がり後、カビの発生に注意して毎日チェックしていますが、カビは落ちたようでニオイもありません。
このままキレイな状態をキープしたいなと思っています。
汚れやカビ、汗シミや水ジミが気になっているレザーアイテムがあれば、そのまま保管しておくよりも、勇気を出して洗ってみてはいかがですか?
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