実際に退職金を運用してみて分かった
失敗しない退職金運用
退職金の運用プランは、
都銀や地銀、信用金庫、信託銀行など、
実にさまざまな銀行から出されていますので、
まずは事前にできるだけたくさんの情報を集めて、銀行比較することが肝要と言えます。
我が家の場合、
昨年9月末に、夫が37年6カ月勤めた会社を定年退職して、
退職金を受け取りました。
退職後5ヶ月あまり過ぎた現在は運用している最中ですが、
退職日のかなり前から運用についての情報を集め、準備をしていました。
具体的には、
退職金定期預金の金利や条件を詳しく調べて手を打ちました。
たとえば
給与振り込みの実績があれば、
金利をアップしてくれる銀行のプランを利用するために、
口座を新設して給与振り込み口座をその銀行に変更したり、
退職金の受け取り口座が条件となっている銀行のプランを利用するために、
その銀行の口座を受け取り指定口座として会社に届け出たりすることなどです。
さらに、手続きに必要な「源泉徴収票」を
即日発行してもらうように経理にお願いしました。
そして、
事前に退職日当日の来店予約をしておき、時間の無駄がないようにしました。
リスクを最低限の抑えるために
我が家が退職金の運用についてこだわったのは、
元本保証の「定期預金」だけにすることです。
投資信託などとの抱き合わせであれば、
考えられないほどの高い金利の定期預金を出している銀行もたくさんありましたが、
虎の子の資金を運用するのに、絶対にリスクはとりたくなかったので、
定期預金だけで運用する方針を決めました。
複数の銀行を比較検討した結果
数ある銀行の中から、1カ月から6カ月の期間、
1.5%以上の金利、金額の上限やさまざまな条件などをていねいに比較検討して、
まずは、9月30日に1カ月定期で運用しました。
次は、満期日の10月30日に別の銀銀行の2カ月定期に預け替え、
さらに満期日の12月30日に別の銀行の3カ月定期に預け替えました。
次は、3月30日にさらに別の銀行の3カ月定期に預け替える予定です。
今後は、6月30日、9月30日と次々に預け替えの予定で、
退職後1年の間に何度も預け替えることで、
元金が大きい分、多くの利子を得ることができる計算です。
銀行の運用プランの中には、将来の年金の受け取り予約をすると、
金利をアップしてくれるものがあり、その条件も利用しました。
実際に運用していく中で気を付けたいこと
また、たいていの銀行は、
短くて退職後6カ月以内、長くても退職後1年以内の利用となっていますが、
中には1年6カ月まで利用できる銀行もあり、
当然ながら利用期間の短い銀行を先に利用しました。
注意点としては、
銀行によって、プランの期限が定められていて、
たとえば、12月までのプランであれば、翌年1月になると金利が下がっているというケースがあることです。
特に3月末日までとなっている銀行は多いので、
4月以降、金利が下がる可能性が大きいので心配しています。
一通りの退職金定期の運用が終わったら、
金利は各段に低くはなりますが、ネット銀行や各銀行のキャンペーンなどを利用して、
チャンスを見つけ、少しずつ増やしていこうと考えています。
これから運用を検討されている方にとって、少しでもこの経験が役に立てば幸いです。
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