個人年金保険、かけていたほうがいいの?
高齢化が進む日本は、老後の生活のためのお金が必要です。
公的な年金では老後の生活費が不足するため備えておきたい、
公的な年金の支給が開始される年齢が上がるので
退職してから支給が開始される年齢になるまでの生活費を
備えておきたいと考えている人はたくさんいて、個人年金を検討しています。
個人の年金保険は、老後の生活の生活費に備えておく生命保険の一つです。
年金保険料を支払う方法
年金保険料を支払う方法には、契約する際に一括で支払う方法と、
積立で月毎、半年毎、年毎等定期的に支払う方法があります。
個人年金保険の運用
運用には、変額型で運用で出た損益で保険金が変動するものと、
定額型で年金の額を契約した際に予め決めておくものがあります。
個人年金保険の受け取り
年金の受取には、一生涯年金をもらえる終身年金と、
一定期間だけ年金をもらえる有期年金と確定年金があります。
年金と死亡一時金の受取には五つの種類があります。
終身年金
終身年金では、一生涯継続して年金を受け取る事ができ、保険料は比較的割高です。
保障期間付終身年金では、一生涯継続して年金を受け取る事ができる上に、
一定の保障期間に死亡した際には死亡一時金を受け取る事ができ、
個人の年金保険の中で保険料が最も割高です。
有期年金
有期年金では、年金受取期間だけ年金を受け取る事ができ、
その期間に死亡しても死亡後の年金や、死亡一時金を受け取ることができないので
個人の年金保険の中で保険料が最も割安です。
保障期間付有期年金では、年金受取期間だけ年金を受け取る事ができ、
一定の保障期間に死亡した際には、死亡一時金を受け取る事ができます。
確定年金
確定年金では、年金受取期間だけ年金を受け取る事ができ、
期間中に死亡した際には死亡一時金を受け取る事ができますが、
原則的に保障期間は設定するわけではなく、初めから死亡一時金が組み込まれています。
保険会社によって取り決めは少しずつ違ってきます。
個人の年金保険の加入者が、最初の年金を受け取る前に死亡した際には、
大抵は死亡給付金が支払われます。
個人の年金保険に加入するメリット
個人の年金保険に加入すると、保険料控除を受けることができます。
個人年金保険料控除は、一年間払い込んだ保険料の一定額を所得から控除できる制度です。
生命保険料控除の一種が個人年金保険料の控除となります。
実際の控除額は、生命保険料控除と同じ計算方法で算出する事ができます。
個人年金保険料控除の適用要件
個人年金保険料控除には適用要件があります。
個人年金保険料控除の適用要件は、
・年金受取人が契約者か配偶者のどちらかである事
・年金受取人が被保険者と同じ人物である事
・保険料を払い込んでいる期間が十年以上である事
・年金が確定年金や有期年金のときは、年金の受け取りが始まるのが六十歳以降で、
なおかつ年金の受け取り期間が十年以上あること
これら四つの条件を全て満たし、
個人年金保険料税制適格特約が付いている保険に、契約していることが適用要件になります。
ですので、一括払いの個人年金保険は三つ目の要件を満たさないので
個人年金保険料控除に適用されません。
加入検討される際に、注意してくださいね。
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