先日読んだ「ありがとうの神様」に続いて、
同じく小林正観さんの「100%幸せな1%の人々」を読みました。
こちらは「全てが幸せになる59の法則」ということで、
人間関係やストレス、仕事やお金、病気など、
普段悩まされることの多い身近な題材に対して、
気分よく過ごせるような考え方について紹介してくれています。
肩の力が抜けて、すっと楽になるような本
この本の一番魅力的なところは、ムリして自分の考え方を変えたり
「これはこうです。こう考えないとダメです。」というような
説教のような内容ではないところ。
抜きんでようとしたり、争ったりしなくていい。
今の競争社会で疲れている心に、すっと染み渡るような言葉の数々。
ついストレスや圧力に耐えて、入ったままになっている体の力が抜けるような感覚でした。
受け入れること、感謝すること
小林正観さんの本でいつも書かれているのが、感謝することの大切さ。
勿論、親や友人、家族など身近にいる自分を支えてくれる人にはもちろんですが、
苦手な人、自分の頭痛の種になっているような人や物事にさえ
感謝することの意味が書かれています。
ここだけ伝えてしまうと
「そんな仏のような考え方なんてムリ!」と、逆にこの本に抵抗をもたれてしまいそうですね(笑)。
ですが、特に宗教的な内容ではないのです。
もっと人としての根本、シンプルな基本について語られています。
この前読んだ稲盛和夫さんの本でも感じたのですが、
何かを成し遂げた人、普通の人が悩むような次元をとうに突破している人の考え方は
非常に基本的でシンプル。
そしてぶれない。
最低限人として守りたいことは徹底的に守る。
あれもこれもと周りに流されたり影響を受けて
「こうでなければならない」など自分をがんじがらめにしない。
生きていると周りが羨ましく思えたり、自分のおかれた状況がひどく不運に思えることもあります。
ですが、そういうときこそ「あたりまえ」と思っているものに対し感謝する。
そして現状を受け入れる。
魅力的なものが溢れる世の中ですが、感情も物質的にもいらないものは手放して
身軽でいられるほうが生きやすいように思います。
そして、それでも手元に残った「譲れないもの」
「手放せないもの」だけを大切に守り、それに対していつでも感謝の念を忘れないことで
必要以上にストレスに悩まされることが減るのではないか、と感じました。
なかなか難しいことですが、せっかくこの本に出会って気づけたことです。
少しずつ実践していきたいと思います。
コメント