梶田隆章さん、日本人で11人目となるノーベル物理学賞受賞!
ニュートリノに質量があることを証明した、梶田隆章さんのノーベル物理学賞受賞が決まったというニュースが話題になっていますね。
今回のこの気になるニュースで、普段あまり耳にしないキーワードがいくつか登場しました。
・ニュートリノ
・幽霊粒子
・スーパーカミオカンデ
中には「そもそもノーベル物理学賞って?」という方もいるのでは?
今日は日本中が湧く「梶田隆章さん ノーベル物理学賞受賞」のニュースを、メインキーワードの分かりやすい説明を中心にご紹介したいと思います。
ノーベル物理学賞ってどんな賞?
スウェーデンの化学者「アルフレッド・ノーベル」氏の遺言で作られた「ノーベル賞」のうちのひとつ。
他には化学賞、生理学・医学賞、文学賞、平和賞、経済学賞があります。
また、今までノーベル物理学賞を受賞した人の中には、X線を発見した「レントゲン」氏や、キュリー夫人の愛称で知られる「マリ・キュリー」氏もいます。
梶田隆章さんはなぜノーベル物理学賞を受賞したのか
では、今回梶田隆章さんがなぜ今回ノーベル物理学賞を受賞したかというと、今まで質量が無いとされていた「ニュートリノ」に質量があることを証明したからです。
じゃあ、その「ニュートリノ」って何?
ニュートリノに質量があると言われても、そもそもニュートリノが何なのか分からないですよね^^;
それもそのはず。
ニュートリノは目に見えるものではありません。
非常に小さいです。小さいと言っても小ささのレベルがすごいです。
素粒子(物質を構成する最小の単位)のひとつで、地球すら通り抜けてしまいます。
ですので、このニュートリノのことを「幽霊粒子」と呼ぶようです。
そして、この小さなニュートリノを研究するために建設された装置こそが「スーパーカミオカンデ」なのです。
スーパーカミオカンデとは
岐阜県飛騨市神岡町にある、ニュートリノの検出装置のことです。
「装置」といっても、これまたサイズの規模が違います。
スーパーカミオカンデの中には貯水タンクと光電子増倍管(フォトマル)が設置されていますが、なんと直径40mのタンクには5万トンの水が!
そしてフォトマルの数は実に11,200本だそう。
「そんなの大きすぎて想像つかない・・・」という方に朗報です!
なんとこのスーパーカミオカンデ、見学できます!
スーパーカミオカンデのある神岡宇宙素粒子研究施設(神岡施設)は、「教育や研究関係の団体」であれば、見学が可能なのだそう!
神岡施設のサイトから、メールにて申し込み問い合わせができます。
今回の梶田隆章さんのノーベル物理学賞受賞ニュースをきっかけに、物理に興味を持つ人もいるかと思います。
また、理科嫌いの子供が、ちょっとでも理科の勉強をしてみようかな、と思ったかもしれません。
もしかしたらその中から、将来のノーベル物理学賞受賞者が出てくるかもしれませんね。
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