話題の「ビットコイン」てどんなもの?
メディアで話題のビットコインは、世界中で使用されている仮想通貨です。
ビットコインの特徴は、現金となる実物が一切なく、
データ上でのみ取引が行われる点です。
リアルのショップでは対応している事が稀で、
ATMは世界的に増加していますが、まだ現金と同様の使い勝手はありません。
ただ、現物を取引する必要がないので、
現金振り込みや輸送の手間がなく、新たな投資先として注目されています。
ビットコインは、パソコンやスマートフォンがなければ取引出来ないので、
仮想通貨と呼ばれています。
ビットコインに関する疑問
最初の疑問としては、
データ上だけの存在であるビットコインをどの様に入手するかです。
これは、仮想通貨をマイニング、つまり採掘する事で入手出来ます。
■採掘とは、
一見すると広大な土地から掘り当てる事を想像しますが、
実際は決まった計算を繰り返すだけです。
計算量に合わせて、仮想通貨に相当するビットコインデータが入手出来ます。
しかし、採掘量が増加するに連れて、次第に計算で必要な時間は増え続けます。
また、最終的に存在出来る限度額も定められているので、
将来的には掘って入手する方法は出来なくなります。
マイニングとは、表向きは仮想通貨の採掘ですが、
システム的には膨大な取引の正当性を証明する手助けを行っています。
システムに貢献しているので、採掘は夢のある宝探しではなく、
実際は貢献の対価と考える事が出来ます。
交換所は、仮の銀行として機能しているので、
手数料を受け取って利益を得ています。
仮想空間でありながら、既に現実と同様の通貨流通システムが完成しています。
取引のシステムは、全て計算の上で成り立っているので、
相手の口座に送金したり、逆に受け取る処理には時間がかかります。
利用する交換所によっても違うので、
通貨に存在する欠点の一つになります。
投資としての可能性は、世界的に注目を集めている事、
そして多くの投資家が選択肢の一つとして採用している点にあります。
ビットコインと通貨の違い
ビットコインと国家が発行する通貨の違いは、通貨としての保証がなく、
これまでのお金とは全く異なる形態を持っている事です。
通常の通貨は、国が発行して価値を保証する事で、
破綻しない限り価値は変動するものの維持し続けられます。
その点、どの国も直接関与する事がない仮想通貨は、
国家の経済に影響を受けない通貨になります。
利点は特定の国の状況に影響されない事、
欠点は誰も永久的な価値を保証しない点です。
信頼性という意味では、
現物通貨に比べて疑問はありますが、
著名な投資家も保有する事が珍しくないので、
一定の信頼性はあるのではないでしょうか。
直ぐに送金出来ない点、使える場所が限られる事に改善の余地はありますが、
使い勝手が不便でも既に投資を始めている人は大勢ます。
それは、将来的にメジャーな通貨になる事、現在の問題が改善されたり、
柔軟に経済に溶け込む可能性があるからです。
実際にビットコインを保有するかどうかは別として、
そのしくみを知っておく必要がある時代になりつつあるのではないでしょうか。
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