いつまでも若々しい身体を維持したいと思っていても、年とともに、体は重力にまけていきます。
20代の運動をしていたことは、筋肉がついていたはずの体もいつのまにか、たるんでいて、鏡でみる自分の姿にがっかりするということも少なくはないはずです。
でも、あきらめるのは早いのです。
身体というのは、もう遅すぎるということはないです。
いくつになっても筋肉をつけていくことができるのです。
ただ、筋トレのやり方は、かなり注意が必要です、10代や20代前半のときでしたら、がむしゃらに筋トレをやったとしても、回復力がありますし、確実に筋肉はつきますし、体を壊すということも、そんなに心配することはないです。
ところが、40代くらいの人が若いつもりになって筋トレをやったために、かえって身体を壊してしまったということはよく聞く話です。
もし、機材などを使って筋トレをする場合は毎日してはいけないということがあります。それは筋トレによって、筋繊維に実は大きく負荷がかかっているからです。ここでダメージを受けた筋肉は、元の状態にしようとする時期が必要です。
それには、48~72時間と言われていますから、その時間は休む必要があります。
ただ、これはかなりハードな筋トレをした場合です。
そんなにハードではないときは、動作をゆっくり行いながら10~15回を3セットくらいを毎日やったほうが理想的と言われています。あくまでも、自分のペースでやっていくということが大切です。
また最近は、高齢になったら体幹を鍛えるとか、うち腿の筋肉を鍛えたほうがいいといわれています。
そのために、ハタヨガとかフラダンスというのが高齢のかたにも、かなり人気になっています。
ヨガは呼吸法が大事で、呼吸に重点を置きながら、ポーズをとっていくことです。
一見あぐらをかいたり、ポーズをとっているだけなので楽なような感じがしますが、ポーズをとることで体感が鍛えられています。
毎日ヨガのポーズをとって、瞑想をするだけでも背中の筋肉やうち腿などの筋力アップになります。
またヨガのポーズでは体をねじるポーズがあるので、これを自宅で習慣にしていくだけで、確実に体幹も鍛えられるだけでなく、内臓の働きがよくなっていきます。
とくに腸の動きがよくなるといわれています。
こうしたことで、ヨガは若い人から高齢の人までできると、人気になっているのです。身体がかたくてヨガができないという人にお勧めなのが、歩くことです。
毎日、朝と夕方30分くらい歩くだけで下半身の筋肉の強化になります。年をとると足腰が弱ってきてつまずきやすくなってしまいます。ちょっとした段差で転んで怪我をして、寝たきりになる可能性も大です。
そういうことがないように下半身、とくに腿の筋力をつけておくことが、骨折予防になりますし、ボケ防止になるといわれています。いつまでも自分の足で歩けるのは自分のためでもあるし、家族のためでもあるので、筋肉強化は習慣化したいものです。
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