超高齢化社会になりつつある日本では、医療福祉の資格が注目されてきています。
高齢者が増えてきていることによって、老人ホームなどの介護施設や医療機関も次々と建てられています。
そして、どちらも看護師や介護職員の人手不足に悩まされているのが現状です。
その為、現場の職員ひとりに対する業務が増えて、負担になっているのにも関わらず辞めるに辞められないということも少なくありません。
特に介護職員は精神的にも体力的にも厳しいのに、給料が安いこともあってなかなか人手不足は解消されそうにありません。
それでも、これからの超高齢化社会には必要不可欠でニーズの高い職種なので、資格を取っておくと必ず役に立つので、是非おすすめしたいです。
もちろん家族の介護をする際にも知識や技術は役に立つので、資格を持っていて損はないでしょう。
介護の資格として、まずは介護職員初任者研修というのがあります。
これは以前のホームヘルパー2級と同等の資格で、平成25年度より変更された名称です。介護職員初任者研修では、介護をする為の基礎的な知識や技術を学ぶことが出来ます。介護を始めるなら、まずはこの資格を持っておくと良いでしょう。
次に国家資格の介護福祉士としてスキルアップすることが出来ますが、社会福祉士や精神保健福祉士と並ぶ福祉系三大国家資格なので、簡単に取得出来るものではありません。
受験資格として、実務経験が必要になってきます。
介護福祉士が活躍出来る場所としては、病院や特別養護老人ホーム、有料老人ホームなどの介護施設の他にも、デイサービスや訪問介護などの在宅介護サービスなどでも働くことが出来ます。
業務内容は、要支援や要介護の高齢者の掃除や洗濯などの生活介護、食事や排泄などのサポートや自分で移動出来ない高齢者の移動介助などの身体介護などです。
介護の質を向上させる為に、受験内容も以前とは少し変わってきていて、国の方針としては介護福祉士を取得していることが介護職員の基本になると、将来的な目標を出してきています。介護福祉士を取得するための対策としては様々なものがあって、通信制や通学制などの講座を受講する方が多いです。
スクールによっても、働きながら通える長期講座や短期間で受講したり模擬試験を行う短期講座があります。
もちろん独学で学習して資格を取得することも可能ですが、サボってしまわないようにきちんと計画を立てて学んでいくことが大切です。
更に介護福祉士の受験では、以前より年々合格率も上がっていて平成28年度からは受験資格が改正され、取得要件が難しくなってしまいます。
なので、興味がある方は早いうちに受験することをおすすめします。
福祉のエキスパートとして、介護現場ではサービス提供責任者となることも可能ですし、求人情報もかなり数が多いので、自分に合った条件の職場を選びやすくなっています。
安定した職に就きたい方には、是非とも検討してほしい資格のひとつです。
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