フジロックは1997年から始まったロック・フェスティバルです。毎年7月下旬から8月上旬に新潟県の湯沢町、苗場スキー場で開催されます。初回は山梨県富士天神山スキー場で行なわれましたが、台風のため2日で中止、その後豊洲で開催し1999から苗場で行なわれるようになった日本では古株のロックフェスと言えます。演奏は各ステージで行なわれ、年々その数は増えています。現在は主なものでグリーン・ステージ、ホワイト・ステージ、レッド・マーキー、フィールド。オブ・ヘブン。オレンジ・コート、ジプシー・アバロンの6つがあります。また、総合飲食エリアのオアシスでは、数十の屋台の出店のほか、DJプレイ、サイン会といったイベントが行われます。
2015FUJI ROCKスケジュール
今年、2015年は7月24日（金）から26日（日）の三日間行なわれます。特に今年は地震の被害を受けたネパールの復興支援ブースが設けられネパール出身のアーティスト中心にブースを出店し、ネパール製の製品の販売を行ないます。売り上げの一部や寄付金が復興支援に充てられる予定です。
出演アーティスト
収容数4万人以上のメインステージ、グリーン・ステージでは、海外アーティストにフーファイターズ、ミューズ、などがラインナップしています。国内アーティストでは星野源、椎名林檎が出演する予定です。2番目に大きいホワイト・ステージではロックデュオのロイヤルブラッド、ベル・アンド・セバスチャン、クラムボン、大橋トリオ、サニーデイ・サービスなど、渋めのアーティストが出演します。フジロックで唯一の屋内ステージ、レッド・マーキーではハッピーマンデーズや岡村靖幸といったキャリアの長いアーティストからゲスの極み乙女。といった近年急激にファンを増やしたバンドなどが出演することも注目できます。フジロックのなかでも国籍や世代を超えたファンが集まるフィールド・オブ・ヘブンはもっともフジロックらしい会場と言えます。今年は奥田民生、ハナレグミ、シーナ＆ロケッツ、キセルといったコアなファンをもつ国内のバンドやウィルコ・ジョンソン、ギャラクティック・フィーチャリング・メイシー・グレイなど実力派が集結します。アバロンはNGOやマッサージのテントが設営されており、ここでも小さなステージ、ジプシー・アバロンでのアコースティックライブが行われます。今年のラインナップは水橋春夫グルーブ、井乃頭蓄音団、また親子向けのケロポンズ for Kidsなどのアーティストが出演予定です。
歴史あるフジロックは音楽だけでなく、「ゴミゼロナビゲーション」というゴミの分別やリサイクルをフェスのなかでも積極的に取り入れてきました。このような実績から「世界一クリーンなフェス」という評価も高まっています。自然環境のなかで音楽を楽しむイベントでは、このような自然との共生や助け合いが重要なポイントとして重視されています。
また、フジロックではスキー場を利用した大規模なテント設営エリアがもうけられていて約1万7000人が自然のなかでフェスを楽しみます。女性専用ゾーンやシャワー設備などのサービスも充実しています。
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