京都府にある有名私立大学「同志社大学」は、同じく京都に本部を置く「立命館大学」、そして「関西大学」、「関西学院大学」とともに「関関同立」と呼ばれています。この4つの大学は、関西における有名私大として全国的に有名です。そんな関関同立の一つ、同志社大学は1875年に開校された同志社英学校が起源で、日本の教育者、そして宗教家として有名な「新島襄」によって設立されました。彼の建学の目的は「良心を手腕に運用する人物の育成」であり、キリスト教の良心に従って生き、その良心の中で自由を行使する人物の育成を目指して、同志社英学校は開校されました。創立から100年以上経った今でもその精神は受け継がれており、「キリスト教主義」、「自由主義」、そして「国際主義」の3つの教育理念をベースとして、優秀な人材を社会に送り続けています。そして、同志社英学校が起源の同志社大学は、神学部や文学部を始め、社会学部や法学部、経済学部、商学部、政策学部、文化情報学部、そして理工学部や生命医科学部など、文系・理系の両方で14もの学部があり、学生一人ひとりが本当に学びたいことを見つけるのに寄与しています。
また、同志社大学では学生一人ひとりの個性を重視した教育を創立当初から受け継がれており、現在も一人ひとりの学生の学ぶ意欲に応えるべく、様々な教育プログラムが用意されています。その上で、創立当初からの伝統を受け継ぎながらも、グローバル化が進む現代社会に対応出来る「真の国際人」を育成するプログラムが導入されているのも、同志社大学の大きな特徴の一つです。この制度は、「グローバル人材育成プログラム」と呼ばれており、2016年には「グローバル・リベラルアーツ副専攻」という、ほとんどの科目を英語で学ぶことが出来るプログラムの導入も検討されています。
このプログラムは高度な語学力だけでなく、幅広い知見や奥行きのある人格を備えた人物の育成を目指しており、どの学部に属していても履修することが出来るよう準備が進められています。このように、同志社大学では学生一人ひとりの学びを支援する様々なプログラムが導入されており、社会で本当に活躍できる人材の育成に寄与していることが分かります。そして、学びを得るためには当然お金がかかります。同大学では、入学前、入学後の両方で使える「奨学金制度」を導入しており、質の高い学びを得たいが経済的に厳しい学生に対して救いの手を差し伸べています。入学前に申し込みが出来る給付制の奨学金、そして無利息の貸与制奨学金、そして入学後に申し込みが出来る給付制、無利息貸与制の奨学金が用意されており、入学前に申し込める奨学金は併用することも可能です。この奨学金で給付または貸与される奨学金は、1年間の授業料相当額が限度となっていますが、学ぶ意欲があるものの経済的に困窮している学生には是非とも積極的に利用して欲しい制度です。
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