東京観光といえば、やっぱり人気なのが浅草。
浅草は東京都台東区にあり、区域東側のほぼ中央部に位置しています。
以前にもその魅力をお伝えしましたが、まだまだ見どころ満載の浅草ですので、今回はもう一度浅草の魅力についてご紹介してみたいと思います。
ハズせないのはここ!
エリアの観光スポットと言えば、まず地名の由来である浅草寺です。
7世紀の創建と伝える東京都内最古の寺院で、都内では唯一の坂東三十三カ所観音霊場の札所で、霊験あらたかな寺院として信仰を集めています。
山門にあたるのが大きな提灯の下がった雷門です。正しくは風神雷神門と言い、門に向かって右に風神、左に雷神が立っています。
雷門から本堂に至る仲見世は江戸時代初頭からの歴史を持つ、日本最古の商店街です。
時代が変わっても街並みは江戸時代の面影を残しており、老舗の名店も数多く立ち並んでいます。
お土産ショッピングや食べ歩きの人気スポットでもあります。
境内には本堂をはじめ五重の塔や数多くの堂が立ち並んでいます。
第二次大戦の戦火により多くが失われましたが、焼け残った二天門、浅草神社は重要文化財に指定されています。
寺の西側には1853年に開園した遊園地花やしきがあります。
それほど広い施設ではありませんが、レトロな雰囲気が人気です。
また、周辺には調理器具や厨房用品で有名な合羽橋道具街、専門店街の浅草ROXなどがあり、ぶらぶら歩くだけでも楽しめます。
また、このエリアには長い伝統を誇る食事処が多いことでも知られています。
ゴマ油で揚げた色の濃い天ぷら、ドジョウ鍋、うなぎ、麦とろ、そばなどの和食の他、洋食でも東京を代表する名店が集まっています。
さらにはお笑いの聖地といわれる「演芸ホール」もあり、耳でも下町情緒が楽しめます。
浅草の季節のイベント
またここには空間を楽しむ観光スポットの他、時間を楽しむ様々なイベントが年間を通じて開催されています。
江戸時代からの伝統を誇るものには正月の新春歌舞伎、5月の勇壮な三社祭、6月の植木市、7月の四万六千日(ほおずき市)、暮れの羽子板市などがあり、それぞれの季節の風物詩ともなっています。
近年では3月(及び10月)には1958年本堂再建を記念して創始された「金龍の舞」、4月(及び11月)には1968年東京百年祭を記念して創始された「白鷺の舞」、1986年九代目團十郎「暫」像の復元を記念して始められた「泣き相撲」、7月には合羽橋エリアの「七夕まつり」や「隅田川花火大会」、8月には2005年に再興された「とうろう流し」、9月には2008年に始まった「したまちコメディ映画祭in台東」などがあり、いつでも祭りのような雰囲気があって、訪れる人をワクワクさせてくれます。
中でも1981年に開始された「浅草サンバカーニバル」は、日本最大のサンバカーニバルで、毎年約50万人の人出を集める人気イベントです。
このエリアの観光で忘れてならないものに東京スカイツリーがあります。
台東区内ではありませんが、雷門前の通りを東に進み、隅田川にかかる吾妻橋から見上げる姿は、東京を代表する人気観光スポットです。
展望台に登ってゆっくりと1周しながら、それまで歩いてきた道を上空からたどり、思い出をより鮮明なものにするのも、浅草観光の締めとしてお勧めです。
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