くるっとした丸い目で愛らしいトイプードルは、犬の中でもとても知能が高く、仔犬の時にしっかりとしたしつけをしておけば生涯その教えを守るでしょう。
トイプードルには、アプリコット・シルバー・ホワイト・ブラックなど異なる毛の色があり、それによって性格も異なると言われ、アプリコットの場合、自分中心の言わばマイペースであり、ホワイトの場合大人しく、気が小さく、引っ込み思案で甘えっ子、シルバーやブラック系の子はやんちゃで気が強いと言われます。
しかし、このことは、必ずしもそうとは限らず、人間に例えるならば人種的性質のようなもので、白人の性質と黒人の性質が異なるが、白人でも黒人でも優しい人がおり、やんちゃな人も居るということでしょう。
ただ、このことも、しつけ次第で大きく変わり、冒頭でも説明したように、トイプードルは非常に頭の良い犬種であるが故に、自身が優位に立てば人間を手玉に取り、わがままとなり、実質、トイプードルに振り回されてしまいます。
そのためにも、仔犬期にしっかりとしたしつけをしましょう。
この犬は、特徴的なカーリーヘアで、適度にトリマーブラシで梳いてやらなければ、毛がもつれてしまいます。
また、散歩をさせず室内で買う人では、爪のカットも必要となるでしょう。
これを嫌がらないためにも、仔犬の頃から体を触って扱いに慣れる必要があります。
この犬種は、人なつきが良く、賢いことから、買い主が今から何をするのか、行動で読み取り、爪を切る行動に出るか、毛をブラシで梳くかなどを認識すると、そのように大人しくなります。
ただし、しっかりとしつけていなければ、噛んだり威嚇することがありますので、大人しくしていれば、褒めてあげ、さらにスキンシップを図った後に、ご褒美を一つあげると良いでしょう。
しつけをする際に注意しておきたいことは、まず、訓練の際のリーダーを決めることです。
犬は飼い主に優先順位をつけ、一番の人の言うことを良く聞き、同等と考えれば友達感覚、下に見れば言うことは聞かずなめてかかるでしょう。
犬の本能として欲があります。
遊ぶ・食べる・寝るなど本来は動物であるが故に本能に正直に欲を抑えずに生活します。
しかし、ペットとして人間社会で生活する以上ルールに沿って生活できなければ、人間との共同生活は出来ません。
マンションなどでは小型のペット可であることが多くなったとは言え、吠えたり、共有部分でおしっこをしたりすれば、人に迷惑を掛けます。
また、人に噛み付いたり、与えられた食べ物以外を口にすることも危険です。
そのためにも、まずは基本である、「待て」を教え、さらに、「お座り」と「伏せ」の3つの行動を教え込むことです。
鳴き声に人が反応すれば、それを覚え込み、鳴けば何かをしてくれると認識するため、鳴いたときは無視をし、「ダメ」と叱り、泣き止んでから行動をとりましょう。
待て・お座り・伏せの順番を守らせ、その後に食事を与えるなどしましょう。
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