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株主優待をフル活用してみた結果。

金融・財務・経済

株を購入して会社が定める権利確定日に保有していると、株主優待や配当金等を得る事が可能であり、株式取引を行う方の中には株主優待を目的に投資している方も増えています。

株主優待

持っているお金が銀行の普通預金や定期預金に預けていても、低金利状態ではそれ程増える事も無いですし、資産運用として株主優待のある会社の株を保有する事は有効であり、優待に関しては各企業によって違っており、商品券やお米、他にも企業の作っている商品等を提供してくれるものです。

生活スタイルによっては保有する事で有利になるものもあり、飛行機を利用する方なら航空会社の株を保有する事で有利な料金での予約が出来たり、飲食チェーン店を頻繁に利用する方の場合は食品券を優待として配っている企業の株を購入しておく等、用途に応じて選択しておくとフル活用して生活費を減らす効果もあります。

株主優待サービスを確認して、どのようなサービスを提供してもらえると自身の生活に良い効果があるかを知って、比較しながら購入する企業の株を選択すると良いでしょう。

注意したい事は購入するだけでは優待制度を受け取る権利が無いですから、あくまで企業が設定している権利確定日に保有しておく事が必要になります。

株価の推移にも着目する必要があり、優待制度の利点を受ける為に株式購入しても、株価が大幅に下落してしまったり、上場廃止になってしまうと、優待から受ける事が出来る利益以上に株価変動によって損失を受ける事は多々ありますから、可能であれば株価が下がっていて値頃感のある所で購入出来ると損失を食らうリスクを減らせます。

企業動向も確認して購入する必要があり、経営リスクのある会社の株を優待の利点や配当金の利率で選択する事にはリスクがありますから、必ず企業の事を調べた上で株式投資を行いましょう。

そうしたリスクを管理した上で株主優待をフル活動すれば、外食時には食品券、映画を見る時にも優待券、お米も優待制度で貰ったもので賄う等、生活の様々な場面で必要なものを優待制度だけで補填させる事も可能であり、投資金額にもよりますが、優待特典だけで生活をしてしまえる程の恩恵を受ける事も出来ます。

株主優待

さらに株価推移で上がり過ぎと判断した時は、一旦利益確定して利ザヤで利益を得て、再び値頃感に来るまで待つという方法もありますし、優待特典だけではなく株価推移による利益を得られる可能性も高いです。

こうした投資は元本保証では無いですから、自己責任で投資を行う必要があり、市場は様々な要因で価格の上下運動を行う事になり、企業業績だけの問題ではなく、自然現象等も含めて様々な要素の影響を受けて変動します。

そうした変動のリスクも織り込んだ上で投資を行う事が望ましく、優待特典を受けたい為に投資を始めたとしても、リスクが広がった時には優待を受け取らなくても損切りする判断も行うと良いでしょう。

損失は小さい間に撤退する事が基本です。


株主優待ハンドブック 2015-2016年版 [ 日経会社情報 ]

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