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イオン株価の変動

金融・財務・経済

イオン株価(8267)は安定して推移しています。
ここ10年の間は1000円前後から前後3000円の間で動いています。
2006年1月には3150円付近から2009年の3月まで下落傾向でしたが、その後はアベノミクスの影響もあり回復を続け、現在は2000円弱の価格となっています。
小売大手であるイオン株価はリーマンショック時にも大きな影響を受けることがありませんでした。
多少は下がりはしたものの、不動産業界や輸出関連株のような極端な動きはしませんでした。
小売業は重要な内需関連株です。不動産も内需関連ではありますが、景気の影響を大きく受けるリスクの高い銘柄です。

イオン株価

小売業は商品を輸入することも多くあります。
そのため円高になると海外からたくさん輸入することができるようになり、円高は内需関連株にとっては追い風となります。
リーマンショック後は景気が後退しましたが、同時に進行した円高がそのマイナス分を相殺しました。
円は76円まで下落しました。現在は120円を越えているので、当時から見ると60%以上上昇していることになります。
株価は為替の影響を大きく受けます。
円が80円のころはイオン株価は1000円くらいで取引がされていました。
現在は1800円ほどなので、80%上昇しています。しかし円も60%以上上昇しているので、ドル換算で見たときの価値は20%程度上昇しているに過ぎません。

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イオンの株主優待

イオンには株主優待があります。イオンの株を持っていると、オーナーズカードを受け取ることができます。
このカードをイオンや指定されている系列店で買い物をするときに提示すると、所有している株の数に応じて後日キャッシュバックを受け取ることができます。
100~499株であれば3%、500~999株であれば4%、1000~2999株であれば5%、3000株以上であれば7%が戻ってきます。
オーナーズカードを獲得するには2月と8月の権利確定日(株の所有が認められる日)に株を所有している必要があります。
他の月に所有していても株主であるとは認められません。

イオン株価

他の会社の株でもそうですが、株には権利確定日というものがあり、その日に所有していたかどうかで株主かどうかが決まります。
通常は決算の月が権利確定の月になります。
株主には配当や株主優待を得る権利があります。
権利が確定した翌日を権利落ち日といいますが、この日に株を売っても株主であることに変わりありません。
ただし通常権利落ち日には配当分相当が株価からマイナスになることが多くあります。
場合によっては配当以上にマイナスになってしまうこともあるので売買するタイミングには注意が必要です。
特に魅力的な株主優待を用意している銘柄は落ちやすくなります。
業績によっては配当はなくなってしまうことも、増額されることもあります。
増額されると株価は上がりやすくなります。
また余剰資金で自社株買いを行う場合も株価は上昇しやすくなります。

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