現在では老若男女を問わず、日常で着用されることが当たり前となったデニム。
カジュアルのみならず世界中の一流ブランド・モードブランドも当然のごとくデニムをリリースする時代ですが、やはりデニムの定番であり王道と言えばlevisのデニムです。
リーバイスのデニムにも多くのモデルがあり、やはり501シリーズはlevisのデニムを語る上では欠かせない存在であり、1890年の誕生以来パッチやタブ、リベットやベルトループなどマイナーチェンジを繰り返しつつ、現在の展開に至っています。
全てのブランド・メーカーのデニムに通じる事でもありますが、特にリーバイスのデニムに関しては完成された物を購入するのではなく、1から自分で育てていくといった楽しみ方があり、デニムの魅力でもある色落ちは2つとして同じ物が存在しない正に世界に1つだけのデニムを作り上げることも出来ます。
デニムの色落ちにかんしては、色落ち自体がカッコイイものとして世界中で認識されていることもあり、元々USED加工・ヴィンテージ加工の施されたデザインが主流になっていますが、パリパリの糊が付いた状態のlevisデニムから履き始め、少しずつ確実に色落ちしていく過程は、履いている人の体型や骨格・姿勢はもちろん、生活スタイルや行動スタイル、着用シーンによって大きく異なることもあり、傍から見てもデニムの色落ちの仕方でその人の普段の生活がなんとなく見えてきたりと、とても面白いものでもあります。
色味に加え、巷には様々なシルエットや素材のデニムが溢れかえり差別化が難しくなったアイテムではあるものの、リーバイスのデニムに関してはトレンドに左右されることなく不変の存在感があり、良い意味で他のアイテムの邪魔をしてしまうこともなく、それでいてコーデの主役級のアイテムにもなることから人気が廃れない理由も納得できます。
一時期に比べれば人気が落ち着いた感のあるヴィンテージデニムですが、現在でも価格が落ちてしまうこともなく、コレクターやマニアの方が所有しているようなレアモデルに関しては100万円を超えるようなものも当たり前のように存在してますが、高値が付けられるデニムの大半はlevisのデニムであり、時代を超えて愛されるリーバイスのブランドとしての価値を改めて考えさせられます。
時代の流れに合わせlevisからもウォッシュ加工・ヴィンテージ加工の施されたモデルが多く見られるようになりましたが、リーバイスならではのシュリンクトゥフィットと呼ばれる手法を試してみると、改めてlevisのデニムの魅力に気付かされます。
デニムとは元来、自分で育てるものであり、履いている人の体型に合わせて形が変化することでオリジナルのデニムを作り上げていくと言う考え方は、特にこだわりのある男性にとってはとても魅力的なもので、シュリンクトゥフィットを意識される方はあえてジャストサイズよりも少し大きめのデニムを購入し、着用を繰り返しながら徐々に自分の体に合わせてシルエットを変えていくといった過程も楽しみます。
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