夜行バスは、夕方から夜間に出発して目的地に到着するのは翌朝か午前中になります。
基本的に一般路線を走行せずに、高速道路を利用し、長距離移動に使われます。
夜行バスの特徴はゆったりとしたシートです。
観光バスは4列で2つのシートが近くにありますが、夜行バスは3列になっており、それぞれが独立しています。
乗客が睡眠を取るために、乗車定員を減らしてシートの居住性を高めています。
夜行バスの充実した設備
夜行バスには一般のバスよりも設備が充実しています。
テレビやマルチステレオが内臓されているものがあり、周囲に迷惑をかけないようにヘッドフォンを装着します。
ヘッドフォンはあらかじめ用意されているか、乗務員によって配られます。
シート横にあるステレオ操作部のジャックに挿して使います。
ステレオからはJ-POPやクラシックなど様々なジャンルの曲が流れます。
操作部でチャンネルや音量を調整します。
映画やビデオは就寝前にだけ利用できます。
テレビは電波の影響を強く受けるので、衛星放送を受信できるバスを選ぶと良いです。
夜行バスの飲みもの
多くの場合、飲み物が用意されています。
乗務員が紙コップで持ってきたり、セルフサービスもあります。セルフサービスでは有料と無料の飲み物があり、自由に選択できます。
車内は冷暖房の影響で空気が乾燥しているので、飲み物で喉を潤しておきます。長時間乗車するので、トイレも完備されています。
夜行バスのトイレ
夜行バスではトイレを中央付近か後部に設置することが一般的です。
手洗い付きの小さめの水洗トイレです。
トイレの鍵をロックすると換気扇が動き出し、車内に使用中であることを示します。
車内のトイレに抵抗がある人は、トイレ休憩のときに済ませておきます。
夜行バスでの睡眠
アイマスク
車内で質の高い睡眠を取るためには、快眠グッズを持参します。
まずアイマスクです。23時には消灯しますが、周囲の席の人がカーテンを閉めない場合に、光を遮るアイテムとして有効です。市販されているアイマスクの中には、目の疲れを取る効果がある商品があります。
耳栓
次に耳栓です。走行中なので必ず音が出ます。
寝ている間に大きな音がすると途中で目が覚める可能性もあるので、耳栓で外の音をシャットアウトします。
防寒着
毛布は一人ひとりに与えられますが、冷え性の人はカーディガンが一枚あると安心です。
また冷え性の人はチケットを購入するときに、窓側を避けると窓の隙間から入る外気に当たるのを防ぎます。
高速道路を走るので路面バスほど揺れは激しくありません。
サスペンションが高速道路を想定して設計されているので、車体の動きも安定しています。
しかし乗り物酔いをしやすい人は、事前に酔い止め薬を服用します。
他にもリラックスするために音楽を聴くと良いです。夜行バスのほとんどが1ヶ月前から予約を受け付けます。
ただし年末年始やゴールデンウィーク、お盆など多くの人が帰省する時期は、予約が始まるとすぐに満席になります。
満席の場合は、キャンセル待ちをするという選択肢もあります。
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