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将棋の面白さ

趣味

将棋はとても古くから親しまれた遊戯の一つで、思考がそのまま勝敗に直結し多くのバリエーションや戦略によるだけでなく、相手との心理戦も合わさり非常に奥深く面白いものです。
ルール自体は非常に単純なもので、お互いに駒を順番に動かし相手の王を自分の王が取られるより先にとれば勝利するだけです。一方で駒の種類や細かいルールを覚えることが難儀であるという人も少なくありませんが、実際駒の種類は8種類しかなくある位置まで移動した場合に成りというもので駒の性質が変化する以外はなく、また視覚的にどれがどの駒か判り易いため一度覚えた場合は忘れにくいとも考えられます。
将棋は一度理解した場合多くの人と対戦でき、継続しやすいといったメリットもあります。近所で仲間を見つけることもできますが各地にある教室や集会所でそれぞれのレベルで指すこともでき、現在ではインターネットを通して一日中対戦することもできます。

将棋

では将棋の面白さはどこにあるのでしょうか。
一つには毎回最後まで同じ進行になることがない点にあります。これは序盤は定石と呼ばれるある程度方向性が定まった組み方が存在はするものの相手との心理戦や仕掛けるタイミングによって崩れることも多く、また一つだけの定石を覚えるよりも相手に応じて指し方を変化させる必要があるといったこともあるためです。また定石どおりに進行した場合でも途中の一手が結果に大きく影響することや、普段と違う一手を指したことで勝敗を分けることになるなど一手一手の重みが全体を左右し同時にその一手を読むことが何よりも奥深くなります。

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また将棋には感想戦と呼ばれるものがあります。これは対局が終了した後に行われるもので、その局を振り返りながら仮にその対局のある場面で別の一手を指したらどうなっていたか、勝敗を分けた一手に対してどの様に指すのが正解かなどを対戦相手と自分が納得できるまで話し合いをします。これでよりお互いが勉強でき理解が深まる点や次の対局でどの様に活かすかなどにつながり同時に対戦相手との親近感が生まれ友人としてより仲良くできるといったプラスの要素が多く含まれています。


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将棋を指すことの面白さだけでなく、プロの対局を見ることが身近にできるといったことも面白さの一つとして挙げられます。新聞欄には対局が載っている場合が多く、また週に何回かはテレビでも放送されています。インターネットが普及したことでリアルタイムでプロ同士の対局風景を配信しているものを見ることもできますし、スマートフォンなどからでは棋譜と呼ばれる初手から記録したものをデジタルの盤上で再現し進行を見ることができます。タイトル戦は各地の地方にいき行われるため近所で行われた場合は直接見に行き、プロの実際に指している風景やプロの解説を聞くなどよりその奥深さを体験できます。
このように将棋は実際に遊ぶだけでなく他の人の姿を見ることも勉強や面白さにつながり、一つを知ったことでより多くの姿が見える、その奥深さが何よりの魅力ともいえるのではないでしょうか。

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