ニューバランスの誕生
アメリカのマサチューセッツ州ボストンに本社があるニューバランスは、扁平足に悩む方のためのスニーカーを扱うスニーカーブランドとして1906年に誕生しました。
長年の経験で培われた高い技術で作られるスニーカーは足にしっくりくるはき心地で世界中の人々に愛用されています。
ボストンはマラソンが盛んな街で、ニューバランスは多くの市民がマラソンを楽しめるようにするために、整形外科で使用する矯正シューズやアーチサポートを創業から50年ほどは専門的に扱う会社でした。
このアーチサポートをスニーカーに取り入れると、新しいバランスになりとても快適に走ることができるということで、同社の名前がニューバランスとなりました。
ニューバランスの歴史
そして1960年代にはそれまでのノウハウを生かしてスポーツシューズの業界に参入をします。
そのフィット感と機能性で瞬く間に人気となりはき心地を重視する人々がこぞって履くようになりました。
ニューバランスのスニーカーは足への負担をなるべく少なくするために「ウィズ・サイジング」というシステムを採用しています。
これは従来のスニーカーのように靴ひもで足を締め付けてフィットさせるのではなく、ヒールの部分とサイドで足全体を包み込むというもので靴ひもは微妙なフィット感の調節のみを行うというものです。
そのため靴ひもは従来のスニーカーに比べて足首に近い部分に取り付けられ、指先が自由に動かせるようになりました。
この「ウィズ・サイジング」のスニーカーは地面を指で掴むような感覚で歩いたり走ったりできる革新的なスニーカーとして多くの人々の足に自由を与えてくれたのです。
ニューバランスの傑作
1985年に登場した1300シリーズは世界で初めてかかとの部分にエンキャップを取り付けてクッション性を高め、安定性を向上させたスニーカーのロールスロイスとまでいわれた最高傑作です。
その当時の価格で39,000円ととても高額ではありましたが、そのまるで雲の上を歩くようなはき心地で人気となりました。
現在もそのはき心地や機能性に加えてトレンドに左右されない洗練されたデザインでその人気を保ち続けています。
ニューバランスの人気モデル
女性を中心に今人気なモデルに、M340などがあります。
クラシックオフロードランニングスニーカーとして人気があるのが、1988年に登場した576シリーズです。
C-キャップとエンキャップを組み合わせたソールで高いクッション性を実現し、さらにグリップの効いたアウトソールを採用した完成度の高いランニングスニーカーです。
この576シリーズはレザーを使用したデザインもありファッション性の高さでも支持をうけています。
まず1足目にオススメのニューバランスは?
すっきりとしたシルエットで女性にも人気が高いのが990シリーズです。
スエードやスムースレザーを使用したモデルのほかカラフルな配色のモデルも登場してタウンユースとしてヒットしています。
ファッションに合わせやすく履きやすく、長時間歩いても疲れにくいということで今までスニーカーを履いていなかった方も、この990シリーズは取り入れやすく人気です。
こうした様々なシリーズがあるニューバランスは、歴史あるスニーカーブランドでありながら新しいものを取り入れる、ファッション性の高さも加わって世界中のユーザーから愛されています。
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