若者を中心に爆発的な勢いで普及しているのが、SNSです。
ネットを使った新しいタイプのコミュニケーション手段として各分野で注目されています。
Eメールの発展形のようなコミュニケーション手段でもあり、基本的なネット料やキャリア契約の通信料を支払っていれば、プラスSNS自体の利用料金は発生しません。
メッセージをいくら友達に送付してもSNSの利用料金は無料です。
画像や可愛いスタンプを添付してメッセージを送付する事が出来ますので、思いが伝わりにくいと言われたネットの欠点を最近のSNSは見事に克服しています。
仲良しの友達や知人とグループを作って、シークレットな形で連絡を取り合えるSNSもあります。
またオープンなタイプのSNSは、会社にあるリアルな掲示板のように使えますし、ママ友同士がバーチャルな連絡網、回覧板としても活用可能です。
無料かつリアルタイムに大量のメッセージをやり取りする事が出来る本当に便利な画期的なコミュニケーションであり、年々人々の間での利用率は格段に上昇し続けています。
若者を中心にブームとなっているSNSですが、自分の意見を公に発表出来るメリットを活かし、最近では有名人の方々や大学教授の方々、経営者の方が挙って新規参入しています。
企業の重大なニュースがSNSでの経営者の投稿によって発表されるケースも増えてました。
また結婚のお知らせや新曲リリース、イベントの告知などをSNSで済ませる有名人の方々も出てきました。
いわゆる従来型のメディアであるテレビや新聞を経由しますと、自ずと編集というプロセスが加わり、発信者が言いたい思いが削られてしまう事が多々あります。
しかし、有名人や大学教授の方々もSNSで発信すれば、自分の意図するニュアンスが漏れ無く伝えられます。
ただ、一方でSNS草創期からSNSを利用し続けていた若いユーザーの中にはSNS離れを起こす方々がいます。
若者と言えば、むしろSNS依存症になりやすい層だと言われてきましたが、近年ではまるで正反対のSNS離れを起こす中高生、大学生の姿が目立ってきました。
その原因ですが、SNSの持つリアルタイム性が挙げられます。
手紙や電話などのコミュニケーションは時と場所が限られるものです。そのため、友達と連絡を取れる機会は限られているものの、随時電話や手紙を書く労力からは解放されます。
他方SNSだと随時友達や知人と繋がっているわけですので、他のユーザーの発言を必ず読まなければいけない脅迫的な観念が自ずと出てきます。
実際に友達の発言やメッセージを無視すると、バーチャルではなくリアルの方でもお付き合いが悪くなる等、人間関係に悪影響が出るためです。
SNS依存になるほど、ヘビーにスマートフォンを使っていた若者ほど、24時間いつでも友達や知人のメッセージにリアクションしなければいけない、それも明るいキャラクターで返答しなければいけない等のSNS特有の意思疎通方法に疲弊し、急にSNSを退会してしまう、SNS離れを起こしやすいです。
人間関係が濃密過ぎる点、ネットの行動がリアルに悪影響を及ぼす等のSNSの負の面がSNS離れの原因です。
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