誰しもが一度は夢見る?
世界一周クルーズを体験してみた
世界一周という夢を抱く人は少なくありません。
冒険家のみならず、一般の人でも引退後か学生の間に実現したい!
と言う願望を多くの人が持っています。
一言で世界一周と言っても、大型旅客船(通常クルーズ)で
ゆったりと半年から1年という期間を掛けて旅するタイプから、
バックパッカー(リュックサックを背負い、最低限の費用を駆使して実行する旅)迄多岐に亘ります。
私は社会人になる前に可能なだけ視野を広げ文献を広める目的で、
各国各地でボランティア活動をしながら、
費用を浮かせて世界一周をしました。
当然国が指定する危険な国及び地域は除き、
安全性がある程度確保された条件の元移動します。
海外では命の次に大切とされるパスポートは如何なる時も肌身離さず行動しました。
ボランティア活動の多くは文化の未発達なへき地が多いのですが、
中には各国の港に到着する世界一周クルーズ船に乗船して働く機会もありました。
あくまでボランティアなので賃金は発生しませんが、
通訳や調理場から客席に料理を運ぶなど、
資格や免許が無くても出来る活動で、食事と宿泊先を提供してもらうのはありがたい事です。
クルーズ船に乗って思う事
出入国の手続きが簡略化され利便性が良い事や、
巨大ホテルがそのまま移動する感覚なので、
何もない海の上でも全く飽きる事なく過ごす事が出来るなど、
陸地にいては分からないメリットがたくさん見えました。
また専属の料理人やスタッフ、医療チームまでスタンバイしているため、何の不安もありません。
誰も身分や素性を明かして乗船するので、
治安や安全という観点から見てもリラックスして時間を楽しむ事が出来ます。
当然、ボランティアで乗船する私達も
身分の確認や乗船目的は明確にした上で入る事が許されるので、
徹底した管理体制にも度胆を抜かれました。
船旅につきものの「あの心配」
船酔いを心配している方に朗報です。
基本的に大型クルーズ船は、
規模が大きな船だけに全く揺れる事がなく船酔いはしません。
事実お客様の中で船酔いで困っている人、
体調の悪い人は見かけませんでした。
家族連れもありますが、比較的高齢なお客様が大勢乗船しており、
落ち着いた雰囲気というのが率直な感想です。
部屋は鍵が付いており、プライベートも厳守されます。
部屋の位置や広さによって価格が異なり、シャワーも勿論可能です。
ちなみに私はスタッフ専用ルームに寝泊まりしたので、
小さな丸い窓があるだけでしたが、外が見えるだけ良かったと思います。
船の構造上窓のない部屋も数多くあるので、
スタッフの部屋は当然乗船客よりグレードが下がります。
スタッフに対する指導も懇切丁寧で、
様々な言語に対応するスタッフの接客レベルの高さに驚きました。
ぜひ「肌で感じてみたい」こと
接客のノウハウだけでなく、
滞在するエリアの特徴や地域性など、肌で感じる事が出来るのも旅の醍醐味です。
テレビで簡単に世界中の旅先を見る事が出来るようになりましたが、
現地の風や香り、風土は実際に足で歩き、
目で見なければ分からない事がたくさんあると感じています。
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