多くの家庭にパソコンが1台以上あり、1人が1台以上携帯電話やスマートフォンを保有している現在、保有しているデータの量はかなりのものとなっています。
しかし、例えば、スマートフォンで撮影した写真はスマートフォンの中やSDカードの中に保存され、パソコンで作成したファイルはパソコンの中やUSBの中に保存されているため、必要なデータを閲覧する場合には、それが保存されている端末を利用しなければいけません。
そのため、以前まではスマートフォンで撮影した写真をパソコンの画面で見る場合には一度、スマートフォンからパソコンにデータを転送しなければいけません。しかし、多くの写真を転送しようとすると手間も時間もかかってしまい途中で諦めてしまうこともあります。ただ、現在は、このような手間を省くことのできる仕組みが存在しています。
アメリカの会社が提供しているオンラインストレージサービスであるドロップボックスは、現在多くの利用者を誇るサービスです。
俗にクラウドストレージサービスと呼ばれるもので、それぞれの端末にデータを保存するのではなく、様々な端末からアクセス可能なオンライストレージ空間に様々なデータを保存する仕組みです。つまり、それぞれの端末で作成したデータを始めからオンラインストレージの中に保存しておくことで、データを転送する必要がないのです。
また、各端末のデータを保存する容量を圧迫することがないので、データが重すぎて動作に影響がでるといった問題も避けることができます。
こんな魅力的なドロップボックスですが、基本的には無料で利用することができ、最大2GBも保存可能です。
さらに新しく友達をドロップボックスに招待することで1人当たり500MBも保存可能容量が増加していきます。もちろん、これだけでは容量が足りないヘビーユーザーも存在し、そういった人たちに対応するため、月額9.99ドルまたは年額99ドル支払うことで1TBも保存することができるようになります。
これほど魅力的なドロップボックスですが、より便利な利用方法として、共有フォルダという形で一定のユーザーとファイル内のデーターを共有するという使い方があります。
つまり、例えば家族や職場等多くの人数で旅行に行った際に撮影した写真を、自分が使い勝手がいいようにドロップボックスに保存するという目的と、他の家族や同僚とも共有する目的でオンライン上に写真を保存するのです。
この方法によらなければ、わざわざ撮影した写真を各自に送信する面倒な作業が必要になりますが、オンラインストレージ上で共有することで、各自が必要なだけ写真を勝手に選んで保存するということができます。
また、ビジネスシーンでも利便性が期待され、例えば営業に行った際に、急に予想しなかった資料が必要になった場合、手許になくともドロップボックスの中に保存しておくことで、手許のタブレット端末等ですぐに見せることができ、交渉をスムーズに進めることができます。
つまり、プライベートにもビジネスにも便利に活用できる魅力的なサービスと言えます。
コメント