いつまでも色あせない本、というものは確かに存在する
本を読んでいると、
「もっとこの本を早く読んでいれば・・・」
と思うことがあります。
今年は特にそういった本との出会いの年だったように思います。
先日読んだ本がまさにそれでした。
小林正観(こばやし せいかん)の「ありがとうの神様」。
ダイヤモンド社から2015年2月に発売された、比較的新しい本ですが、
数多く発行されている著者の本を読んだのは、これが初めてでした。
今までなぜこの人の本を知らなかったのだろう!
というのが最初に読んだ感想です。
帯やタイトルだけ見ると
「ちょっと宗教っぽい内容なのでは?」と思いそうですが、
実際に読むと、非常に理に適っており、シンプルかつ納得のいく内容。
言われてみると「確かにそうだな」と、すんなり腑に落ちるような
71もの習慣が書かれているのですが、
「当たり前なのに、意識しないと忘れていてできていない」からこそ、
人間は生きていくうえで悩み、苦しんだり嫉妬したりするでしょう。
お金に関する習慣
特に、多くの人が知りたいであろう「お金」にまつわる習慣。
こういうのを聞くと
「純粋な気持ちで、悟りの境地で何かをしろと言われるんじゃ」
と思いそうですが、なんと筆者
「損得勘定100%でやっても同じ」
だと言っています。
もちろん読んで私もすぐに実践してみたのですが。
「よどみなき真っ新な心でやりなさい」
と言われたことをやるよりも、
「損得勘定ででもいいからやってみなさい」
と言われるのでは、
後者のほうがはるかに挑戦しやすいものですね(笑)。
おかげで後ろめたさも罪悪感も感じることなく、
できることから実践することができています。
願望は、口に出すのと頭の中で考えるのとでは
どちらが叶いやすいか
私が一番「わかりやすい!」と思ったのが、この習慣に関するページでした。
この題材自体は、様々な本で、自己啓発的に書かれていることが多いと思います。
ですが、ここまで単純に、納得のいく、そして短文でまとめられた答えが
他にあったでしょうか?
ネタバレしたくなるのをぐっとこらえて、
ぜひ、この項目だけでも読んでみて頂きたいなと思います。
(何なら立ち読みでもいい!と思います)
タイトルが「ありがとうの神様」である通り、
前編を通して、感謝の言葉がいかに大切なものであるかが書かれています。
だから、というわけではないのですが
きっとこの本を読み終わったら、最初に
「この本に出合えてよかった、ありがとう」
と思うのではないでしょうか。
コメント