外せない温泉地といえば湯布院
全国有数の温泉地である湯布院。
日帰り温泉だけでなく、旅館やホテルも充実していますので、ゆったりと旅行するのにも最適な場所です。
プライベート感たっぷりの離れ形式の温泉宿をはじめ、絶景が満喫できる宿、地元の郷土料理が味わえる宿など、素敵な宿がたくさんあるので温泉をメインに訪れる方が多いかもしれません。
湯布院エリアの温泉は神経痛や消化器官などに効能があり、美肌の湯とも呼ばれている単純温泉です。
900ほどの源泉があるので、宿によっては100%天然のかけ流し温泉が楽しめます。
落ち着いた雰囲気の離れの宿で、時間を忘れてのんびりするといった楽しみ方もありますが、湯布院にはたくさんの見どころがあります。
電車で湯布院を訪れた時に目にするのは、由布院駅です。
モダンな佇まいの中に和のテイストを織り込んだ駅舎内にはアートホールがあり、絵画や写真などが展示されています。
駅のホームには足湯が設置されていて、利用の際には足湯券が必要になります。
窓口で足湯券を購入すると駅名が入ったタオルをもらえるので、すぐに足湯が楽しめます。
駅から歩いて徒歩20分ほどの所には、風情のある景色が見られる金鱗湖があります。
この湖は湖底から清水と温泉が湧き出ているので、気温が低くなる秋から冬の間の早朝には、湖面に霧が立ち込めて幻想的な風景になります。
金鱗湖の湖畔には天祖神社の鳥居があり、その対面にあるマルク・シャガールゆふいん金鱗湖美術館では、シャガールのリトグラフや地元の作家が制作したアートクラフトなどが展示されています。
鑑賞後には併設されているカフェで、金鱗湖を眺めながらランチやケーキを味わえます。
周辺には美術館が多いので、レンタサイクルで周囲の景色を堪能しながら美術館をめぐりをするのも素敵です。
由布院駅から金鱗湖までの道のりには、地域の特産品やお土産店を扱うショップやレストラン、カフェなどが建ち並ぶ湯の坪街道があります。
ここでの楽しみは、何と言っても食べ歩きです。
湯布院バーガーはジューシーなパテとベーコン、トマトとレタス、チーズなどを挟んだボリュームたっぷりのご当地バーガーです。
さらに、どら焼きでプリンとカスタードクリームをはさんだぷりんどら、全国コロッケコンクールの金賞を受賞した金賞コロッケなど、他にもたくさんの魅力溢れる食べ物が揃っています。
散策をしていると、馬車を見かけることがあります。
辻馬車は1975年(昭和50年)から続いていて、駅を出発して佛山寺、宇奈岐日女神社などをめぐり再び駅に戻ってくるルートで、所要時間は50分ほどになります。
馬車に揺られてのんびりと観光が楽しめる他、馬と一緒に記念撮影もできます。
他にも、スカーボロというレトロな車体のタクシーや人力車といった乗り物もあり、人数などに合わせて選ぶことができます。
少し足をのばしてやまなみハイウェイから別府方面に車で向かうと、およそ10分で狭霧台に到着します。
標高680mほどの展望台からは草原や温泉街、由布院岳などが一望できます。
暗くなると夜景がとてもきれいで、秋から冬にかけての早朝には朝霧が立ち込める景色を見ることができます。
こうしてアクティブに観光した後は、湯布院の温泉が汗と一緒に日頃の疲れを洗い流してくれます。
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