最近の芸能ニュースは、芸能人のTwitterやFacebookまたはインスタグラム、ブログ、出演番組の発言などがよく記事になっています。そのため、スポーツ新聞系のWebサイトなど芸能人の発信ツールなどを見ればすぐにわかります。また、どこの新聞社も同じようなところから同じような記事を書くため、芸能ニュースとしての価値はそんなにありません。ならば、新たな見方を提示するような芸能ニュースが見られるところがむしろ面白いと言えます。
雑誌サイゾーが複数展開するWebサイトは、スポーツ新聞社系の記事にならないようなえぐってくる芸能ニュースがよく掲載されています。その中身は真偽が定かでないものから、実際のことまで読み手の読解力やリテラシーが問われる内容になっているので、全てを真に受けてしまう人にはきついかもしれません。
一方、日刊ゲンダイや夕刊フジ、東京スポーツなどの夕刊紙のWebサイトも独自のニュースを展開しています。こちらはまだソフトな記事が多いです。夕刊紙も雑誌同様インパクト勝負で、座席に座っているサラリーマンが読む夕刊紙のタイトルを見て買いたくなるようなものを記事にしてるので、当然誇張はされています。
しかし、ほとんどがウソかと言われるとそこまででもありません。数カ月先のテレビの番組の情報が載り、実際にその番組が始まるなど、事実であることが書かれていることもありますし、他方、1のものを100で書くような誤報まがいの記事もあります。こちらもまた読み手の読解力やリテラシーが問われます。
正直な話、他のWebサイトの芸能ニュースは大して代わりありません。ラジオ番組での発言を拾い上げた記事も中にはありますが、この手法に対するラジオ関係者側からの批判が増してきているので、良識を持った記事の運営者はそこまで取りあげません。前は、Webニュース系のサイトが芸能人のテレビでの発言などを取り上げていましたが、そちらの方が記事の閲覧が増えるということもあり、スポーツ新聞系のサイトまで同じようなことをしている現状です。いわゆる事実関係だけが載っている一次情報だけを追うならばスポーツ新聞系のサイトで十分です。
それでは満足できないという人がいたならば、サイゾーが運営するサイトや夕刊紙系のサイトなどで芸能ニュースを探せばいいように思います。その際に注意しておくべきことは、まずはその記事を疑って、どの部分が事実でどの部分が誇張であるかを自分ながらに判断することが求められます。ネット上では真偽を確かめもせず、これらのサイトを鵜呑みにする人が後を絶ちません。一方で、全く信じず、デマであると決めつけてしまう人もいます。物事は白か黒かの単純なものではありません。その記事の中にはある程度の事実とある程度の誇張が含まれています。そういうのを踏まえたうえでニュースに接することが大事です。それさえ理解すれば、芸能情報がとても面白く感じるようになるのです。
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