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東芝の名機Librettoの魅力

仕事

最近は、タブレットを手に仕事する会社員をよく目にします。
タブレットが苦手な世代にとっては、今でも東芝のミニノートの名機、Librettoが忘れられません。

Libretto

Librettoとは

Librettoは、普通のノートPCよりもさらに小さなA4ノートぐらいの大きさで軽く持ち運びが便利なノートPCでした。
PDAやこのサイズのPCには、大体WindowsCEが入ってる事が多いのですが、この東芝のLibrettoには通常のWindowsがインストールされ、通常サイズのノートPCと同様の作業が出来ました。

Librettoの魅力

サイズが小さくて持ち運びがしやすく、機能も普通のノートPCと同じように使える高機能さが、東芝のLibrettoが人気で名機と言われる所以だと思います。
そして、持ち運びのしやすいコンパクトさと、ビジネスに必要な機能を削ぐ事のない高機能さは、今のタブレットやスマートフォンに通じるものがあると思います。
これを先取りしたミニノートPCがLibrettoではないかと感じます。

ユーザー受けする見た目のデザインとスタイリッシュを重視するメーカーや奇抜な製品を出すメーカーもありますが、東芝はユーザーが欲しいという機能をきちんと備えた上で他に同じ製品はないと感じる製品をよく出してくれていると思います。

東芝

それは、諸刃の剣でビジネス的には大変な事だと思います。
しかし、良い製品を見ると職人技だなと感じます。
昔の東芝の製品には、そういうのを感じる製品がいくつもありました。
ですが、最近はどのメーカーも機能が似たりよったり、メーカーの名前が違うだけのものが多く、メーカーへの信用度、価格で選ぶ事が多く、『らしさ』が見える製品を選ぶという事が少なくなったように感じます。
質や価格も重要で大事ではあるのですが、このメーカーの『らしい』機能というのを昔のように感じなくなったのは、寂しいと感じます。
最近、日本のメーカーの国際競争力が厳しいと言われます。
機能が似たりよったりで、質が良く、価格が手頃であれば、どこの国のどのメーカーでも良いとユーザーは感じます。
そうすると、国際競争力のあるメーカーが強いのは当然の事です。
ですが、この製品はこのメーカーしかなく、ユーザーが必要と思われる機能をきちんと備えた質の良い製品を作っていれば、自然と選ばれるものだと思います。
iPhoneはアップルしかないというように、この製品はこのメーカーしかないという独自の製品を作る努力をすれば、国際的にも充分戦えるのではないでしょうか?
今でも名機と言われた製品は、技術者の『モノを作る』という職人根性が結実したものです。
そういう製品を生み出したメーカーが、その職人の魂やDNAを無くしてなければ、再び名機を生み出す可能性はあるはずです。
どこにでもある、似たような製品ではなく、『らしい』製品を生み出せる技術を備えたメーカーが、名機を再び作れば国際的に勝負出来るはずです。
そして、東芝に国際競争力が足りないかというと、充分競争力はあるはずです。

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