ポケGO以降の任天堂株の変動

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ポケモンGOは、スマートフォンがあれば、無料で楽しむことができるアプリとして、これまで、わざわざゲーム機を購入してまで、プレイしたいとは思っていなかったような人たちにとっても、ポケモンのゲームを身近に試すことができる絶好の機会となりました。
世界中で大ブームを巻き起こしたポケモンGOは、街の風景をも一変させ、これまでにはない社会現象を引き起こしました。
このような現象は、当然、株価にも影響を与えることになり、日本では、ポケモンというと、真っ先にイメージされる任天堂の株価は、急上昇し、ゲームの世界だけでなく、現実の世界の経済へも多大な影響を与えることになったのです。

しかし、このような株価の値動きは、初動に乗ることが何より大切なことです。
ポケモンGOのゲームであれば、他の人がプレイしはじめて、様子を見てから、自分も初めてみようかな、などとその人のペースで判断することも可能ですが、株価の場合、そのような感覚で取引に参加するのは危険といえます。
実際に、任天堂の株価は、ポケモンGOがリリースされる前後は、急上昇しましたが、その後、急落することになり、ストップ安にもなってしまいました。株価は、上昇するときの勢いはすごいものですが、急落するときもあっという間ということが多いものです。
慌てて売りに出しても、間に合わないことも少なくありません。ですから、欲張りすぎず、冷静に判断することが重要になってきますし、人気が出てから手を出そうと思っても、高値でつかまされることにもなり、利益は思いのほか少ないものです。

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ポケモンGOは、最近では、だいぶブームも落ち着きを見せて、人気にも陰りが出てきたともいわれていますが、だからといって、任天堂株の見通しには注意が必要です。
それは、実際にゲームをプレイする人と、それを仕掛ける側とでは、温度差があることが理由ともいえるでしょう。
たとえば、マクドナルドのように、企業と提携する動きは、今後もあるかもしれません。実際に、ソフトバンクが提携したことで、任天堂株は再び急上昇しました。
また、地方自治体では、町おこしとして、ポケストップを設置したり、期間限定で、珍しいポケモンが出現するような仕掛けを作る取り組みをしているところもあります。
そのためには、ゲームのためにこれほどの予算を計上しても県民は喜ぶのだろうか、という疑問が生じるほどの予算を使っているところもあるようです。
企業や自治体がこのようなプランを実施するには、検討する期間が必要になり、すぐには実行できないことから、現在、検討中で、今後、実現させる計画がある企業などが複数存在している可能性もあります。
そうなると、任天堂株にも少なからず影響があるといえるでしょう。
また、それでなくても、今回のゲームで、ポケモンがいかに世界中で支持されているかということが明らかになりましたから、今後とも任天堂株には注目するべきといえます。

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