海外旅行保険に加入したほうが良い理由

旅行

海外旅行ツアーを申し込むと必ずといっていいほど、海外旅行保険が勧められます。
一般的に言って初めて海外旅行に行く人の多くは海外旅行保険に加入します。
それは初めての海外で不安があり、万が一病気や盗難などの被害にあったらと考えるからのようです。
しかし海外旅行に行く回数が多くなるにつれて、加入するケースが減ってくることがわかっています。
何事もなく無事に帰って来ることができたために、保険の必要性を感じなくなることによります。
また安いパッケージツアーに参加していると、海外旅行保険の掛け金が高く感じられるようです。
そのため無駄に感じ結果として加入しないというケースがほとんどです。
渡航先にもよりますが海外旅行で行く場所は比較的治安もよく、適度な緊張感もあるために実際に被害にあった例は身近では聞かないかもしれません。
では海外旅行保険は必要ないのでしょうか。

海外旅行保険

海外旅行に行くと、水や食べ物が異なるために体調を壊すことがあります。
日本は軟水であるためにカルシウムが多く含まれている硬水を飲んでお腹を壊すことはよくあることです。
日本から持参した薬をのんで休んでいればよくなることもあります。
しかしごくまれに手術が必要なほどの腹痛が起きることもあります。それは海外の水や食事というよりも、もともと潜伏していたこともあるかもしれません。

たとえばある女性はアメリカに旅行に行きました。そこで腹痛を感じて病院で受診したところ、盲腸であると診断されました。
よりによってなぜアメリカ旅行の最中に発覚したのだろうかとうらめしく思ったに違いありません。
アメリカは州によって医療費が定められています。
自由に設定されているかのようです。
ですから州によっては簡単な受診でも高額になることがあります。
その女性は仕方なく入院と手術を受けました。
言葉が通じないために言われるまま、レントゲンなどの検査を受けていました。
その結果退院時には医療費を数百万円も請求されることになりました。
大きなショックを受けたのは言うまでもありません。
日本にいる女性の家族は財産を売り、数百万円を送金しました。
この女性の教訓は一つ、海外旅行に行くときは必ず海外旅行保険に入るということでした。

海外旅行保険

多くの人は自分は大丈夫と自信があるかもしれません。
しかしいつどんなことが起こるかわかりません。
保険に入ることで、万が一の時に生じた医療費や損失をカバーすることができます。
なにも起こらないことにこしたことはありません。
しかし保険に入っていないなら全額を自分で負担しなければいけません。
精神的なダメージに加えて大きな経済的なダメージを受けることになります。
保険の掛け金はそれほど高額ではありません。
損失を被ったときに自費で負担することを考えれば少額です。
また加入していれば、不安を抱えることなく出発できます。
楽しい旅行にし、思い出をおみやげにして帰ってくるためにも海外旅行保険は必要だと言えるのではないでしょうか。

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